陳氏のケースは氷山の一角で、米連邦調査局(FBI)は米国国立衛生研究所(NIH)などの協力を得て、2018年初めから米国在住の中国系の医学者や科学者などの研究者399人の身辺調査を開始し、このうち中国側と秘密裏に接触したとして251人を特定。72人が逮捕され、研究機関からの解雇、中国への強制送還、または研究助成金の終身禁止の処分が下されたという。
これに対して、中国は「国際協力は科学技術の発展の必然的な要件であり、人的交流は止められない時代の潮流である。 中国と米国の人的交流は両国の基本的利益であり、米国に対し、このような交流を制限する措置を取り消すよう求める」と抗議している。