群馬県に住む、会社員の斎藤あや子さん(仮名・42才)は涙ながらにこう語る。

「週に1度、娘を塾に迎えに行っています。塾が終わるのは20時過ぎ。帰って食事を作り始めるとかなり遅い時間になってしまうので、外で軽く食べて帰ることが多いんです。でも、最近は飲食店が開いていないので、スーパーでお総菜を買っています。それを夫が義母に話したようで、『育ち盛りの子供にスーパーの総菜を食べさせるなんてありえない。母親失格だ』と説教の電話がかかってきたんです。私だって、手作りがいいのはわかっていますよ。でも、時間も体力も限られているので、外食や総菜を取り入れないと無理なんです。自分の主張を押しつける義母にも、何も考えずにペラペラ話す夫にも腹が立って、その日は眠れませんでした」

 家の中に「自炊警察」がいるケースもある。

「夫はコロナ禍に入ってから在宅勤務なのに、『家事は専業主婦であるお前の仕事だ』と言って一切やらない。腹が立ってコンビニ弁当を出したら、『丼ぶりとか、簡単なものもできないの?』なんて言いながら、あからさまに不機嫌になっていました。彼は専業主婦は365日食事を作るべきだ、と思っているようです。私だって休みが欲しい。コロナが明けたら、離婚も視野に入れています」(静岡県在住・56才・主婦)

※女性セブン2021年2月11日号

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