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「Clubhouse」、専門家は詐欺に警鐘「会話で心を許しやすく」

写真中央のアイコンが「Clubhouse」(dpa/時事通信フォト)

写真中央が「Clubhouse」のアイコン。アンドロイド版は未対応(dpa/時事通信フォト)

 音声SNS「Clubhouse」(クラブハウス)が日本に上陸し、アーリーアダプター(新しいサービスにいち早く目をつけるユーザー層)の間で急速に流行している。招待制であるため、他のSNS上でも「招待枠が余っています」「招待してください」というやり取りが飛び交っており、うかつに「Clubhouse始めました」などとツイートすると、すかさず見知らぬアカウントから「招待してくれませんか?」と頼まれるほどだ。

 Clubhouseは、米国のAlpha Exploration Co.が2020年3月にローンチしたサービスだ。シリコンバレーで注目を集め、日本でも堀江貴文氏、前澤友作氏、落合陽一氏といった人たちがすぐにアカウントを開設した。そのため、いわゆる「意識高い」的なイメージを抱いている人々も多いようだ。

 Clubhouseのアプリ内には、ユーザーたちが自由にトークルームを設けている。ビジネスについて議論する場から、流行の作品の感想を語り合う場、単なる雑談の場など、トークルームのテーマは多岐にわたる。ただリスナーとして会話を聴くだけでなく、「挙手」機能を使い、その挙手が認められたら、自分も会話に参加することができる。つまり、有名人と一緒にトークすることだって夢ではないのだ。

 前述の通り、Clubhouseは招待制で、電話番号を通じて招待メッセージを送る仕組みを取っている。また、ユーザーのプロフィール欄には「誰に招待されたか?」という情報が記載され、初めに与えられる招待枠も2人までと限られている。となると、「できるだけ信頼できる相手を招待したい」という心理が働くのは自然なことだろう。

 実名でのアカウント登録が原則なこともあり、現時点では、「荒らし」の被害に遭うこともなく、平和にトークを楽しめる。トークのアーカイブが残らないこと、無許可でのトーク内容の記録・転載が禁止されていることから、「今ここだけの話」が飛び出しやすい環境なのもポイントだ。

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