「日東駒専」で唯一志願者増になりそうな大学は?

 そこで気になるのが4月からのコロナ禍への対応だ。

 入試までに「4月から原則、対面授業」と公表した主な大手大学は、駒澤大、上智大、明治大、明治学院大、京都産業大、龍谷大、関西大、関西学院大、甲南大など。このうち上智大は志願者が昨年より増え、まだ出願を受け付けている龍谷大もすでに昨年を超えている。

民間英語試験のスコアを利用した入試方式もある上智大学

入試前に「対面授業の再開」を公表した上智大学

 出願受け付け中の関西学院大、駒澤大、明治大、明治学院大は昨年並みの志願者数になっているが、なかでも駒澤大は昨年を上回る可能性が高い。日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)と呼ばれるグループでは、唯一志願者増となりそうだ。

 もちろん、コロナ禍への対応だけではなく、各大学の改革もプラスに作用した。2020年度からの大学入試改革にあわせ、私立大でも入試改革を実施した大学が多かった。

 たとえば、千葉工業大の志願者数は昨年を上回りそうだが、これは共通テスト利用入試の受験料を無料にしたことが大きい。コロナ禍による不況を考慮して受験料を無料にし、共通テスト利用入試の志願者が1万人以上増加している。

 上智大はセンター試験に参加していなかったものの共通テストに初参加し、共通テスト利用入試が人気を集めた。関西学院大は神戸三田キャンパスの理工学部を理、工、生命環境、建築の4学部に改革したことも志願者増の理由だ。

 逆に京都産業大は昨年早い段階で学生が集団でコロナ感染症に罹患したことを公表し、批判を受けたことがマイナスになったと見られる。まさに風評被害に遭い、その分、感染対策には力を入れていたが、今年は狙い目となった。この結果を見ると、やはり受験生は対面授業を受けたいということだろう。

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