芸能

SixTONES・松村北斗 主演で見せた俳優としての“大器”とは

大野ファンからは悲痛な叫びが…(時事通信フォト)

アイドルでありながら俳優としても躍進する松村北斗(写真/時事通信フォト)

 SixTONESの松村北斗(25才)と森七菜(19才)がダブル主演を務めた映画『ライアー×ライアー』が2月19日より公開中だ。公開初日から3日間の興行収入は2億円を突破し、映画ランキングでは初登場2位と好スタートを切った本作。公開から約1か月経った今も8位と好調を維持している。注目なのは、今最も“旬”な2人と言っても過言ではない松村と森が共演していること。映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんは、「特に松村北斗の演技が光っていた作品」と話す。

 * * *
 映画『ライアー×ライアー』は、累計発行部数190万部を突破した金田一蓮十郎(41才)による同名コミック(講談社)を、『百瀬、こっちを向いて。』(2014年)や『暗黒女子』(2017年)などの耶雲哉治監督(45才)が実写映画化したラブコメディ。『翔んで埼玉』(2019年)で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した徳永友一(45才)が脚本を手がけている。ここに主演の松村北斗と森七菜の名前が連なることで、本作への期待が断然高まったという人は少なくないだろう。

 本作のあらすじはこうだ。両親の再婚で義理の姉弟となった同い年の湊(森)と透(松村)は、普段からお互いに冷たい態度を取り合っている。そんなある日、湊が友人の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出たところ、偶然にも透と遭遇。湊はとっさに自分のことを“みな”という別人だと嘘をつくのだが、それを信じた透はまさかの“みな”に猛アプローチ。湊は“みな”として付き合うことになる。ここから、湊とみな、透の奇妙な“三角関係”が始まるのだ。

 非常に突飛な設定である。しかし、脇を固める小関裕太(25才)や堀田真由(22才)ら経験豊富な周囲の若手俳優陣の好演も冴え、物語全体のグルーブ感は上々。さらに、「NO MORE 映画泥棒」のCMを手がけてきた耶雲監督の演出も手伝って、全編に渡り楽しいトーンで物語は勢い良く展開していく。その中で切ない恋模様を展開させるのが主演の2人であり、特に筆者は松村の芝居に心を奪われた。俳優としての“これから”を期待させる好演を披露しているのだ。

 松村といえばジャニーズのアイドルでありながら、ここ数年本格的に俳優業で頭角を現してきた印象がある。現在放送中の『レッドアイズ 監視捜査班』(日本テレビ系)で演じる若き天才ハッカー役も話題だ。映画においては、スターを夢見る高校生役を演じた『坂道のアポロン』(2018年)での姿が記憶に新しい。出番は多くはなかったものの、盛り上げ役を買って出て強いインパクトを残した。

関連記事

トピックス

筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま入学から1か月、筑波大学で起こった変化 「棟に入るには学生証の提示」、出入りする関係業者にも「名札の装着、華美な服装は避けるよう指示」との証言
週刊ポスト
藤井聡太名人(時事通信フォト)
藤井聡太七冠が名人戦第2局で「AI評価値99%」から詰み筋ではない“守りの一手”を指した理由とは
NEWSポストセブン
日曜劇場『キャスター』で主演を務める俳優の阿部寛
阿部寛、小泉今日子、中井貴一、内野聖陽…今春ドラマで「アラ還の主演俳優がそろい踏み」のなぜ?
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン