添加物に気をつけるべきはほかの乳製品も同様だ。食品ジャーナリストの郡司和夫さんが解説する。
「乳製品を原料とする加工食品には添加物が多く使われています。特に気をつけるべきはヨーグルトによく使われるスクラロースという人工甘味料です。
米ワシントン大学の研究チームは、このスクラロースとブドウ糖を一緒に摂ると、糖尿病リスクが非常に高まると報告しています。スクラロースは化学的にダイオキシンに近い添加物で、動物実験では流産も多く誘発していることがわかっています」
海外で危険を指摘されている添加物はほかにもある。果肉入りヨーグルトやホイップクリームなどに使われる「加工でんぷん」も要注意だ。
「加工でんぷんはじゃがいもからとれるでんぷんとは関係なく化学的に作られたもので、いわば“工業用の糊”。加工でんぷんは11品目あり、製造工程で発がん性物質で遺伝毒性があるという化学物質を使っているものもあり、うち2品目は欧州食品科学委員会が乳幼児向け食品には使用すべきでないと勧告しています」(郡司さん)
子供向けには特に吟味する必要がある。
※女性セブン2021年5月6・13日号