「芸能人がGWやお盆などにあまり触れられたくない出来事を発表することはよくあります。連休中は週刊誌が合併号になるので、記者たちが動いてもすぐ記事にすることはできない。その間に時間が経って、ネタが新鮮ではなくなるため、記事にならない可能性も出てきます」

 とはいえ、そこに1つ目の誤算があったのではないだろうか。芸能記者が話す。

「ネット社会になってから、情報の消費速度が年々上がっています。ニュースの発生から1~2日も経てば、もう古くなるような感覚がある。テレビでもネットでも視聴者や読者はすぐに新しいニュースを求めるようになっている。

 しかし、近藤さんの退所発表から数日経っても、まだ鮮度は落ちていない。ニュースの意外性もありますが、GW中の発表という事情もある。連休中は芸能人の記者会見も少ないし、週刊誌も合併号で発売されないので、芸能ニュースが枯渇しがち。新しいネタがないので、近藤さんの退所が注目を集め続けているのでしょう」

 ワイドショーも軒並み退所のニュースを取り上げた。これが2つ目の誤算かもしれない。テレビ局関係者が話す。

「不倫を報じた号の『週刊文春』には、マッチが『俺は(不倫記事を)揉み消せる権力を持っている』と語ったと書いてありました。とはいえ、最近のワイドショーは、取り上げるべきものは取り上げるし、昨年の不倫発覚時も多くの時間を割いて放送していました。ネットニュースだけならともかく、ワイドショーがここまで取り上げるとは想像してなかったかもしれません」

 3つ目の誤算は、ジャニーズ事務所の合宿所で共に生活をした40年来の仲間である東山紀之が厳しいコメントを出したことだろう。

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