●クジラの尾の形に似た高気圧ができたら猛暑日になりやすい!
クジラの尾の形に似た高気圧ができたら猛暑日になりやすい!
画像は日本国内263地点で猛暑日(気温35度以上)を記録した2020年8月20日の天気図です。日本の東に中心がある太平洋高気圧が覆っている部分がクジラの胴体、黄海付近にある高気圧がクジラの尾の形に似ており、このクジラの尾型が現われるのは猛暑日になりやすいパターンです。
この日は、クジラの尾型部分の太平洋高気圧のさらに上空にチベット高気圧が張り出してきて、“布団2枚重ね状態”となっているため暑さが増し、厳しい猛暑になりました。
●梅雨前線の南海上に台風が来たら大雨に注意を!
梅雨前線の南海上に台風が来たら大雨に注意を!
大きな被害をもたらした2018年7月8日の西日本豪雨の時の天気図です。梅雨の時期の日本列島付近に長く伸びている停滞前線(上に半円、下に逆三角形がついている線)を梅雨前線と呼びます。
文字通り停滞して動きが遅く、長く伸びていると雨や曇りのぐずついた天気が続きます。また、日本の南の海上には台風があり、暖かく湿った空気がある証拠。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むと、前線の活動が活発になって大雨になりやすいので要注意です。