では、どういった人がワクチン接種によるリスクを抱えやすいのか。厚労省のホームページには副反応についてこう書かれている。

《まれな頻度でアナフィラキシーが発生します》

 アナフィラキシーとは、アレルギー反応のことで、複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、重症になると死に至る可能性もある。そのリスクは病歴や常用薬などからもわかるという。

「アナフィラキシーが起きたとき、アドレナリンを投与して状態を改善しますが、その際、注意すべき病気や常用薬があります。高血圧や心不全、不整脈の患者さんが服用しているβブロッカーという薬です。

 これは、アドレナリンの作用を遮断し、効きにくくしてしまう。さらに、ステロイド、一部の抗精神病薬、低用量ピルを含めて、副反応としての血栓が起こり得る薬剤は、ワクチンを接種することで、血栓のリスクをより高めてしまいかねません」(前出・谷口さん)

 副反応は女性の方が多いが、その原因を次のように考える医師がいる。

「5月2日までにアナフィラキシーを起こした107人のうち、女性が99人と圧倒的に多い。理由ははっきりしませんが、ワクチンの原料の1つであるPEG(ポリエチレングリコール)が原因ではないかといわれています。PEGは化粧品などにも含まれていて、繰り返し使用することでアナフィラキシーを起こすことがあるからです」(コロナ病棟に勤務する医師)

 この医師は、これらのリスクを踏まえさらにこう続けた。

「通常、ワクチンの開発は3年から5年はかかるものを、この新型コロナワクチンは、わずか1か月以内に初期のワクチンが作られています。リスク管理は不充分だと言わざるを得ない。私はワクチンを接種するつもりはありません」

 もちろん、ワクチンの効果で感染拡大が防げるというデータがあり、一方の副反応はごく一部だ。だが、死亡者が出ているのも事実。どんな薬にもリスクがあることは知っておくべきだろう。

※女性セブン2021年6月17日号

関連記事

トピックス

橋本環奈
【夜のレア写真】橋本環奈「うなじが輝いている!」「可愛すぎる」通行人が驚く妖艶な着物姿、松嶋菜々子とドラマ初共演ロケ現場
NEWSポストセブン
現地で配られていたチラシ
《壱岐市の高校生が遺体で発見》里親が50分にわたり告白「隼都くんの過去の家出」「台風の中、外で正座」の真相は
NEWSポストセブン
岸田文雄・首相が決断しきれないのは「高市氏の背後の勢力」も関係?(時事通信フォト)
高市早苗大臣の放送法文書問題 岩盤保守層の支持失うのを恐れて岸田首相は更迭できず
週刊ポスト
麻薬特例法違反の疑いで警視庁に逮捕された道端ジェシカ容疑者(Instagramより)
MDMAで逮捕の道端ジェシカ容疑者「カエルの毒でデトックス」「嘔吐シーン」の不可思議な近況
NEWSポストセブン
ベンチで存在感をはなつ城石(時事通信フォト)
《WBCベンチで存在感》栗山監督の横にいるイケメン参謀コーチは「フリーターからプロ入り」異色経歴と元妻は人気女子アナ
NEWSポストセブン
残り2試合、山川の力が必要な時がくるはず(時事通信フォト)
侍ジャパン山川穂高、決戦直前の「生牡蠣ランチ」が波紋 「万が一があったらどうする」と怒りの声も
NEWSポストセブン
高身長、がっちりした体格の大谷亮平を目撃
【日韓の架け橋に】大谷亮平「”あわや事故”にも動じない」イケメン神対応の瞬間
NEWSポストセブン
関取29人のリアルな素顔(左から貴景勝、霧馬山、豊昇龍/時事通信フォト)
【大相撲・注目力士名鑑】NHK中継ではわからない 関取29人のリアルな素顔
週刊ポスト
逮捕された道端ジェシカ容疑者
道端ジェシカ逮捕で心配される「道端三姉妹」“唯一無傷”の長女・カレンへの「風評被害」
NEWSポストセブン
テレビ局の枠に収まらないキャラ(Instagramより)
【独占】テレ東退社の森香澄アナ 新たな所属先は「YouTuber事務所」
NEWSポストセブン
議論を呼ぶ「ペッパーミル」パフォーマンス(時事通信フォト)
高野連が異例の声明 東北高校「ペッパーミル」が野球ファンの支持を得られなかった背景は
NEWSポストセブン
テレビ業界にも波紋を呼んだ婚外デートの山本は、今後、どうなる
バレー元日本代表・山本隆弘「ディズニー婚外デート報道」でフジMC番組出演危機 番組広報は「現時点では未定」と回答
NEWSポストセブン