【Q】既存薬とはどう使い分けられるのか
現在、認知症治療薬として使われているのがアリセプトなどの既存薬だ。アデュカヌマブが承認されたら薬の併用はどのように使い分けられることになるのか。
「アリセプトなどの既存薬は、アルツハイマー病の発症後に投薬して、症状を一時的に改善させる。一方のアデュカヌマブはその前段階のMCIおよび認知症の初期が対象なので、基本的には症状の進行に応じて薬を使い分け、場合によって医師の判断で併用することになるでしょう」(眞鍋医師)
夢の実現が待たれる。
会見を開いたエーザイの内藤晴夫・CEO(時事通信フォト)
※週刊ポスト2021年7月2日号