家族のなかでも関係が難しいとされていた「嫁と姑」。しかし、最近は仲がいい嫁姑が多いという。料理愛好家の平野レミさんも、2人の嫁ととても良好な関係を築いている。
「私にはね、2人のお嫁さんがいるんだけど、彼女たちに初めて会ったとき、背はデカいし目はデカいし、態度もデッカい! 息子たちは、私によく似たお嫁さんを選んだのね~と思ったわ(笑い)」
平野さん(「」内、以下同)は、2人の嫁の第一印象をこう語ってくれた。さらに最近は──。
「嫁歴5年目の樹里ちゃん(女優・上野樹里)はね、週に1回、季節の花を買って届けにきてくれるの。嫁歴11年目のアーちゃん(和田明日香)は、私のスマホケースがすれてきたのに気づいて、何も言わずに私の大好きな赤色のケースを買ってきてくれたわ」
嫁たちの気立てのよさがうかがえるエピソードだ。しかしこの2人、実は口を開くとレミさん並みに言いたいことをズバズバとはっきり言う性格なのだとか。
似たもの嫁姑だから対等に言い合える
「この間、アーちゃんに“今日は仕事が忙しいので、子供たちの面倒を見ておいてくださいね”と頼まれたのね。そのとき、“子供たちはカレーを食べたいって言っているんで、よろしく”なんて、食事の指定までされちゃって(笑い)。ちゃっかりしているのよ。それからね、私が“コロナ禍が明けたら、同級生と3人で、熱海温泉にあるバラ風呂に行くのよ”なんて話したら……なんて返ってきたと思う?“バアさんが3人そろってバラ風呂ですか。アッハッハ”だって。あっけらかんと笑うから、私も思わず笑っちゃった。こういうところも私にそっくりなのよね」
言いたいことをはっきり言う点でいえば、長男の嫁も負けていないという。
「樹里ちゃんの家の台所で一緒に料理をしたんだけどね、シンク回りがびしょびしょになるのが嫌だから、私がクリアファイルをちょきちょき切ってカウンターに敷き詰めたの。濡れたらファイルを拭けばいいと思ったのよ。そのまま捨てちゃってもいいしね。でもそれを見るや否や樹里ちゃんがね、“二度手間になって余計面倒でしょ!”ってピシャリ(笑い)。クリアファイルをざーっと集めて捨てちゃったの」