齋藤絵理さんを虜にした「ラッサム」
南インド料理の魅力に目覚めた「ラッサム」
南インドカレーの名店「エリックサウス」などを経て独立、2019年には『情熱大陸』にも密着された『SPICY CURRY 魯珈』店主の齋藤絵理さんだ。2021年6月に初の著書『魯珈のスパイスカレー本』(晋遊舎)を出版した。
齋藤さんが初めて南インドのミールス(定食)を食べたのが、東京・京橋にある「ダバインディア」。そこで食べた「ラッサム」(南印度のすっぱ辛いトマトのスパイススープ)のおいしさから南インド料理の虜になったという。
「思えば、ここのラッサムが私のターニングポイントでした。今回はその衝撃の味に近づけつつ、なるべく簡単なレシピで再現してみました」
齋藤さんによる「ラッサム」の再現レシピを紹介する。
「ラッサム」
●材料(4~5人分)
ムングダール(豆)…50g、水…500ml、ターメリック…小さじ1/2、
A[トマト(角切り)…1個、トマトジュース…500ml、カイエンペッパー・塩…各小さじ1、ブラックペッパー…小さじ2、パクチー(ざく切り)…適量、タマリンドペースト…大さじ1]、
サラダ油…大さじ2、マスタードシード…小さじ1、
B[クミンシード…小さじ1、ヒング…2ふり(なければ省略)、カレーリーフ…2つまみ(なければ省略)]
●作り方
【1】鍋にムングダール、水、ターメリックを入れ、ムングダールがやわらかくなるまで弱火で10分ほど煮る。[A]を加え、ひと煮立ちしたら火を止める。
【2】フライパンにサラダ油、マスタードシードを入れて弱火で熱し、パチパチ音を立てて弾けてきたら[B]を加えて、すばやく【1】の鍋に加える。