まだ予約が取りにくい接種会場も多い(時事通信フォト)
国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎医師は、「軽症や無症状の患者の重症化を予防し、症状の改善が期待できるとなれば、世界が渇望する意義のある薬になる」と語る。
「ワクチン接種は世界中で、“7割の壁(国民全体の接種率が7割を超えない)”があり、十分な普及が進まない状況です。『死亡・重症化予防』の観点から考えると、仮に感染しても飲み薬による重症化予防ができるようになれば、今後はワクチンの3回目接種のみに頼らなくともよい状況になるという期待ができます」
3回目を迷う人たちにとっても光明となるかもしれない。
※週刊ポスト2021年9月17・24日号