「イバンカ・ブランドは、トランプ大統領の看板が弱くなっていることとコロナ禍で全く売れなくなった。発注するメーカーが倒産の危機にある」
イバンカさんは自身の事業立て直しに必死で、父の再選活動どころではないという。同タワーでは、なんとトランプ氏の政治活動を支える政治資金団体「メイク・アメリカ・グレイト・アゲイン」(MAGA)までもがオフィス縮小を検討中と言われる。さらには、ホワイトハウス近くにでんと構える「トランプ・インターナショナル・ホテル」も窮地に。
「このビルは連邦政府所有の旧郵便局。ワシントン市の有形文化財として原型を維持することを条件にトランプ・オーガニゼーションが8年前にリース契約したのだが、持ち堪えられなくなっている。かつてはトランプ支持の政界人、財界人でにぎわっていたが、今は空室が目立つ。トランプ帝国のシンボルがまた一つ消えそうだ」(地元不動産業者)
トランプ一族の女性陣では、次男の妻・ララさん(38)と長男のガールフレンドであるキンバリー・ギルフォイルさん(52)が再選活動に協力的だが、メラニアさん、イバンカさんという飛車角を欠くのは痛すぎる。
■高濱賛(在米ジャーナリスト)