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メラニア夫人と娘イバンカが「トランプ離れ」を決意した理由

政治資金集めは順調と伝えられているが……(AFP=時事)

政治資金集めは順調と伝えられているが……(AFP=時事 )

 アフガニスタン撤退の失態とコロナの再拡大でバイデン政権の支持率が下がり続けている。ここぞとばかり意気軒高なのがドナルド・トランプ前大統領(75)だ。激しい言葉でバイデン政権を批判し、3年後の大統領選挙への出馬も現実味を帯びている。

 ところが、身内の「女の反乱」がその足を引っ張りそうな気配だ。もともと「糟糠の妻」とは言い難いメラニア夫人(51)の「トランプ離れ」が度を越していると話題なのだ。ファーストレディの座を降りてからはトランプ氏に同伴する姿はほとんどなく、公の場にも全く顔を出していない。パパラッチが彼女の姿をとらえたのは8月、逗留先のニュージャージー州の別荘からフロリダ州の別荘マー・ア・ラゴに移動する場面くらいだ。

 そして、メラニアさんが最近、複数の知人に「もう一度ファーストレディになるなんてまっぴら御免だわ」と漏らしていたことが明らかになった。スッパ抜いたのはCNNのベテラン女性記者のケイト・ベネット氏。

「メラニアさんは実はプライベートを大事にする人で、人前には出たがらない。ファーストレディ時代でも公の場に出ることを極度に嫌っていた。ホワイトハウスを去ってからガードは一層固くなり、自分がどうしてもやりたいことがない限り外出もしないのです。今はマー・ア・ラゴに引きこもって“専業ママ”に徹している」

 目下、メラニアさんの生きがいは息子のバロン君(15)。2m超えとも言われる長身のハンサムボーイで、メラニアさんの母国語であるスロベニア語も流暢に話すという。ベネット氏の取材に応じたメラニアさんの知人はこう証言している。

「彼女がホワイトハウスに戻る可能性はゼロよ。最近の口ぶりだと、二度とファーストレディになることはないわ。ホワイトハウス生活は今年の1月で終わったのよ。もうおしまい、それでいいの」

右端がバロン君、隣がメラニア夫人(CNP/時事通信フォト)

右端がバロン君、隣がメラニア夫人(CNP/時事通信フォト )

 その決意を裏付けるのが、いまや定番となった「メラニアの伝言」だ。トランプ氏が政界生き残りをかけて出席した2月の「全米保守政治行動会議」にメラニアさんは欠席。90分にわたって熱弁を振るったトランプ氏は、「メラニアが皆さんによろしくと言っていた」と付け加えたのみ。6月のノースカロライナ州での集会でも「メラニアから皆さんによろしくとの伝言があった」。支持者たちも、もはや「メラニア欠席」は織り込み済みだ。

 そのトランプ氏にとって頭が痛いのは、夫人の代わりを務めるはずの長女・イバンカさん(39)までもが「トランプ離れ」していることだ。このところ、ニューヨークのトランプタワーのテナントで滞納者が続出。すでに3割近くのテナントが退去しているのだが、イバンカさんがブランド靴を製造する「マーク・フィッシャー・フットウェア」や、トランプ・ブランドのスーツを作ってきた「マークラフト」にも退去の噂が絶えない。アパレル業界の情報通はこう囁く。

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