ガムや昆布など、唾液が出やすい噛みごたえのあるものを積極的に食べるといい(写真/Getty Images)
お肌のトラブルを防ぐには、マスクを外した後のケアが必須だ。
「マスク生活によって失われたお肌のバリア機能を回復させることを意識してお手入れをしてください。そのためには、ニキビを誘発しないタイプの保湿剤を使ってうるおいを保つことが最も重要です。朝晩、たっぷり保湿をするほか、昼間はマスクが当たって刺激を受けたり乾燥しがちな部分に保護クリームをぬる“追いクリーム”もおすすめです」(津田さん)
安全な場所では可能な限り、マスクを外す時間をつくることも実践したい。精神科医の関谷秀子さんはこう話す。
「厚労省は屋外で2m以上離れていれば外していいとの指針を出しています。例えば小さいお子さんと一緒なら、公園など広い場所に行ってマスクを外し、深呼吸する。これはストレスの解消にもつながります。日常生活の中で、マスク着用による弊害が出ないように工夫してほしい」
ウイルスへの感染を防ぎつつ、不調に悩まされることのない、マスクとのほどよい距離感を見つけたい。
※女性セブン2021年9月30日・10月7日号