半導体産業の各国シェアと売上高
製造装置の分野では東京エレクトロンが30%、半導体製造に欠かせない素材であるシリコンウェーハは信越化学工業とSUMCOで50%のシェアを握る。
今後も5G通信インフラやIoT分野などで半導体需要が高まることが確実視されており、供給不足の混乱は当面は避けられない。
「上積みした投資分の効果は来年の上期あたりに出ると見込まれています。落ち着くのは、来年後半になると思います」(前出・杉山氏)
国際的な戦略物資となった半導体をめぐる“世界戦争”の行く末は、日本産業の命運をも握っている。
※週刊ポスト2021年10月8日号