林住職はこれまで大相撲を支える気持ちで活動してきただけに、落胆も大きいと語った。
「あの組織(=協会)は相撲を応援してきた人間を簡単に切っていきますね。意見として受け止めるという度量が全くない。
これまで協会は枡席が余ったりした時は九州溜会のメンバーに買ってほしいといった頼み事を平気でしてきたのに、相撲界のために意見を言うと排除ですからね。今回のことに納得できないとして私以外にも数人が退会しました。それでも聞く耳を持つ様子はない。この組織は終わりだと思いましたね。(南蔵院がある)糟屋郡では5か所が九州場所で宿舎を提供していますが、その根回しなども、相撲協会のためにやってきたんですけどね」
協会に林住職が九州溜会会長を退いた経緯などについて問うたが、「お答えすることはありません」(広報部)とするのみだった。
※週刊ポスト2021年10月15・22日号