▼スクロールで次の画像

「スカーのゆがんだ心を表すため、マスクは左右非対称。体の重心も斜めにしていることが多いんですよ」と語るスカー役の飯村和也

「スカーのゆがんだ心を表すため、マスクは左右非対称。体の重心も斜めにしていることが多いんですよ」と語るスカー役の飯村和也

22年続く劇団四季ミュージカル『ライオンキング』の舞台裏に迫る

22年続く劇団四季ミュージカル『ライオンキング』の舞台裏に迫る

稽古場では常に真剣

稽古場では常に真剣

一糸乱れぬダンスも圧巻

一糸乱れぬダンスも圧巻

息子シンバを愛するプライドランドの王ムファサ

息子シンバを愛するプライドランドの王ムファサ

狂気、コンプレックス、哀愁…敵役ながら複雑な魅力を持つスカー

狂気、コンプレックス、哀愁…敵役ながら複雑な魅力を持つスカー

長老の呪術師であるヒヒのラフィキは、プライドランドのシャーマン的な存在

長老の呪術師であるヒヒのラフィキは、プライドランドのシャーマン的な存在

「右手のリモコンには2つのスイッチが。この2つを組み合わせることで、複雑な動きが可能になります。ちなみに、スカーの兄・ムファサのマスクは1つのスイッチで動かします」(飯村)

「右手のリモコンには2つのスイッチが。この2つを組み合わせることで、複雑な動きが可能になります。ちなみに、スカーの兄・ムファサのマスクは1つのスイッチで動かします」(飯村)

スカーのマスクは、前にせり出したり上を向いたり、さまざまな動きが可能。「舞台上では、私自身の目とマスクの視線の両方が相手に合うよう演技します。例えばヤングシンバと会話する場面はマスクを大きく下に向けるため、首にはかなり負担がかかりますが、どう演じているかぜひ注目してください」(飯村)

スカーのマスクは、前にせり出したり上を向いたり、さまざまな動きが可能。「舞台上では、私自身の目とマスクの視線の両方が相手に合うよう演技します。例えばヤングシンバと会話する場面はマスクを大きく下に向けるため、首にはかなり負担がかかりますが、どう演じているかぜひ注目してください」(飯村)

たてがみは七面鳥の羽でつくられている

たてがみは七面鳥の羽でつくられている

右手でパペットの表情を作り、左手で翼を動かす。重量は1.5kg。「首から胴の羽根はポリエステルで、脚は硬質ウレタン。なるべく軽量化を図っています。首には収縮自在のバネのおもちゃを使っています」(小道具担当チーフ・早川奈帆子さん)。

右手でパペットの表情を作り、左手で翼を動かす。重量は1.5kg。「首から胴の羽根はポリエステルで、脚は硬質ウレタン。なるべく軽量化を図っています。首には収縮自在のバネのおもちゃを使っています」(小道具担当チーフ・早川奈帆子さん)。

「親指と人差し指のグリップの先に目と口を開閉する糸が張られているのですが、俳優の指に合わせ、1mm単位で調整しています」(前出・早川さん)。指を酷使するので苦労する人も。

「親指と人差し指のグリップの先に目と口を開閉する糸が張られているのですが、俳優の指に合わせ、1mm単位で調整しています」(前出・早川さん)。指を酷使するので苦労する人も。

難役・ザズの操作は指先数ミリでの糸使い

難役・ザズの操作は指先数ミリでの糸使い

ザズ役・井上隆司。軽妙な語り口とパペットの動きが絶妙! ザズの歌う「朝のご報告」は語呂合わせが楽しく大人気

ザズ役・井上隆司。軽妙な語り口とパペットの動きが絶妙! ザズの歌う「朝のご報告」は語呂合わせが楽しく大人気

長老の呪術師であるヒヒのラフィキが王の子・シンバの誕生をプライドランドの民に告げる

長老の呪術師であるヒヒのラフィキが王の子・シンバの誕生をプライドランドの民に告げる

無邪気にまとわりつく甥のシンバ(宮澤伶輔)をスカーは疎ましく思い…。

無邪気にまとわりつく甥のシンバ(宮澤伶輔)をスカーは疎ましく思い…。

幼なじみのナラ(立花莉愛)とシンバはダチョウに乗って大はしゃぎ。子守を命じられたサイチョウのザズは大わらわ。

幼なじみのナラ(立花莉愛)とシンバはダチョウに乗って大はしゃぎ。子守を命じられたサイチョウのザズは大わらわ。

ある事件をきっかけに王国を飛び出したシンバは、ミーアキャットのティモン(近藤聡明)とイボイノシシのプンバァ(荒木勝)と気ままに暮らしていた。

ある事件をきっかけに王国を飛び出したシンバは、ミーアキャットのティモン(近藤聡明)とイボイノシシのプンバァ(荒木勝)と気ままに暮らしていた。

ある日、シンバ(山下啓太)は幼なじみのナラ(中原詩乃)と偶然の再会を果たす

ある日、シンバ(山下啓太)は幼なじみのナラ(中原詩乃)と偶然の再会を果たす

動物たちの王国の象徴でもある「プライドロック」は、いちばん高いところで地上約4m!  床下に大きな穴が開けられ、複数のチェーンモニターで2tの鉄骨を吊り上げ、組み立てていく

動物たちの王国の象徴でもある「プライドロック」は、いちばん高いところで地上約4m!  床下に大きな穴が開けられ、複数のチェーンモニターで2tの鉄骨を吊り上げ、組み立てていく

組み立てた後は、不具合がないかをさまざまな角度から調べる。車輪に異物が挟まっていないか、スタッフがチェック中

組み立てた後は、不具合がないかをさまざまな角度から調べる。車輪に異物が挟まっていないか、スタッフがチェック中

アフリカンビーズや貝殻などの装飾で衣装の総重量は6kgを超える

アフリカンビーズや貝殻などの装飾で衣装の総重量は6kgを超える

プンバァ(左)と子供時代のシンバ(中央)、ティモン(右)の掛け合いも見どころの一つ

プンバァ(左)と子供時代のシンバ(中央)、ティモン(右)の掛け合いも見どころの一つ

ハイエナたちと手を組みプライドランドを乗っ取ったスカーだが…

ハイエナたちと手を組みプライドランドを乗っ取ったスカーだが…

ザズはプライドランドの王家の忠実な執事

ザズはプライドランドの王家の忠実な執事

舞台上での躍動感溢れる動きは必見

舞台上での躍動感溢れる動きは必見

サイチョウであるザズを巧みに表現

サイチョウであるザズを巧みに表現

大人になったシンバと美しく成長したナラ

大人になったシンバと美しく成長したナラ

シンバはナラに、プライドランドのスカーの悪政ぶりを聞かされる

シンバはナラに、プライドランドのスカーの悪政ぶりを聞かされる

ナラはスカーに妃になるよう迫られる

ナラはスカーに妃になるよう迫られる

プライドランドを乗っ取った後も、亡き王ムファサの影におびえる日々を送るスカー

プライドランドを乗っ取った後も、亡き王ムファサの影におびえる日々を送るスカー

かつての王国を取り戻すべく、プライドランドに戻る決意をするシンバ

かつての王国を取り戻すべく、プライドランドに戻る決意をするシンバ

関連記事

トピックス

衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
漫画家の小林よしのり氏
小林よしのり氏、皇位継承問題に提言「皇室存続のためにはただちに皇室典範を改正し、愛子皇太子殿下の誕生を実現しなければならない」
週刊ポスト
教員ら10名ほどが集まって結成された”盗撮愛好家グループ”とは──(写真左:時事通信フォト)
〈機会があってうらやましいです〉教師約10人参加の“児童盗撮愛好家グループ”の“鬼畜なやりとり”、教育委員会は「(容疑者は)普通の先生」「こういった類いの不祥事は事前に認知が難しい」
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO(HPより)
「TOKIOを舐めるんじゃない!」電撃解散きっかけの国分太一が「どうしても許せなかった」プロとしての“プライド” ミスしたスタッフにもフォロー
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
4月12日の夜・広島県府中町の水分峡森林公園で殺害された里見誠さん(Xより)
《未成年強盗殺人》殺害された “ポルシェ愛好家の52歳エリート証券マン”と“出頭した18歳女”の接点とは「(事件)当日まで都内にいた」「“重要な約束”があったとしか思えない」
NEWSポストセブン
「父としての自覚」が芽生え始めた小室さん
「よろしかったらお名刺を…!」“1億円新居”ローン返済中の小室圭さん、晩餐会で精力的に振る舞った理由【眞子さんに見せるパパの背中】
NEWSポストセブン
多忙なスケジュールのブラジル公式訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《体育会系の佳子さま》体調優れず予定取り止めも…ブラジル過酷日程を完遂した体力づくり「小中高とフィギュアスケート」「赤坂御用地でジョギング」
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン