芸能

日本では無名、世界は大注目 「新しい学校のリーダーズ」の魅力

学生服姿の女性4人組「新しい学校のリーダーズ」(提供写真)

学生服姿の女性4人組「新しい学校のリーダーズ」(提供写真)

 TikTokのフォロワー数320万人を誇るダンス&ヴォーカルパフォーマンスグループ「新しい学校のリーダーズ」が、9月からスタートさせたライヴツアー「無名ですけど東名阪福ワンマン〜アイツの弱点パイナポー!〜」の最終公演を10月16日に終えた。日本のお茶の間ではまだ“無名”に近いが、実は世界から大注目されている存在なのだ。なぜ彼女たちは、多くのファンを魅了するのか。

 2015年に結成された新しい学校のリーダーズは、MIZYU(22)、RIN(20)、SUZUKA(19)、KANON(19)の4人からなるグループ。セーラー服の衣装をトレードマークに、歌やダンスを中心としたパフォーマンスを行なっている集団だ。結成当初はCMやMVで音源を発表していたが、2017年に1stシングル「毒花」でメジャー・デビューを果たしている。

 これまでに『マエナラワナイ』(2018年)と『若気ガイタル』(2019年)の計2枚のアルバムをリリースしており、楽曲はPE’Zや東京事変での活動でも知られるピアニスト、H ZETT Mがプロデュース。軽快なダンス・チューンやメロディアスなポップ・ソングから昭和歌謡を現代的にアップデートしたジャジーな楽曲まで、バラエティ豊かな音楽性がライトなリスナーもコアな音楽ファンも虜にしている。

 2021年1月にはアジアのカルチャーを発信しているアメリカのレーベル88risingと契約を結び、ATARASHII GAKKO!名義でシングル「NAINAINAI」を発表。3月にはインドネシア・ジャカルタのラッパーであるウォーレン・ヒューをフィーチャーした「FREAKS」、9月にはビースティー・ボーイズやベックのコラボレーターとしても知られるキーボーディスト、マニー・マークがプロデュースを手掛けた「Pineapple Kryptonite」を発表するなど、精力的に活動を続けている。

 すなわち、お茶の間では“無名”かもしれないが、着実にキャリアを積み、世界を視野に入れたスケールの大きな活動を行なっているのである。そう考えると、好評のうちに終えたライヴツアー「無名ですけど東名阪福ワンマン〜アイツの弱点パイナポー!〜」のタイトルの意味合いも変わってくるだろう。世界デビュー直前の彼女たちにインタビューを行ったライターの中村裕一氏はこのように説明する。

「今回のツアー名につけた“無名ですけど”はあくまでも謙遜。彼女たちが所属する事務所はきゃりーぱみゅぱみゅが籍を置くアソビシステム、所属レーベルはアジアのカルチャーを世界に発信する88risingと、その動向は常に世界に向けて発信されるので、無名どころか唯一無二の存在です。そもそも目指している方向とスケールが違います。その証拠に彼女たちのツイッターには世界中からコメントが寄せられており、そのワールドワイドな人気を物語っています」(中村氏)

パワフルなステージが話題(提供写真)

パワフルなステージが話題(提供写真)

関連記事

トピックス

未成年誘拐の容疑で逮捕された小坂光容疑者(26)と、薬物中毒で亡くなったAさん
「春先から急に“グリ下”に......」「若い中高生らを集めて遊んでいた」未成年3人誘拐の小坂光容疑者のSNSに残されていた「亡くなった女子高生の青い舌」
NEWSポストセブン
佳子さま、手話を使う人々の間で“アイドル的存在”に 『オレンジデイズ』『星降る夜に』の手話監修者が明かした「佳子さまの手話」の美しさ
佳子さま、手話を使う人々の間で“アイドル的存在”に 『オレンジデイズ』『星降る夜に』の手話監修者が明かした「佳子さまの手話」の美しさ
週刊ポスト
藤澤五月(時事通信フォト)
《ロコ・ソラーレに新たな筋肉ムキムキ選手》藤澤五月超えの“肉体”目指す人気選手 チームは「暗黙の了解」でボディビル系トレーニングを禁止
NEWSポストセブン
タイムマシーン3号・関太&空気階段・鈴木もぐらがモデルを務める写真集『まあるいふたり』
タイムマシーン3号・関太&空気階段・鈴木もぐらがモデルを務める写真集『まあるいふたり』 “心がまあるくなる”蔵出しショットを独占公開
女性セブン
制度的に辞職に追い込む方法はあるのか(時事通信フォト)
“無敵の人”斎藤元彦・兵庫県知事、強制的に辞職させるのは簡単ではない 不信任決議には「議会解散」、リコールには「66万人の署名」の高いハードル
週刊ポスト
カラになった米売り場の棚(AFP=時事)
《令和の米騒動リポート》足りないのは安い米?米は本当に不足しているのか 米農家は「価格の知覚がおかしな消費者が増えた」と悲痛
NEWSポストセブン
創価学会名誉会長だった故・池田大作氏(時事通信フォト)
【創価学会、指導者としての地位は誰が継ぐのか】故・池田大作名誉会長の豪邸、名義変更の“日付”の深い意味 “長男・博正氏への世襲シナリオ”も浮上
週刊ポスト
小柄女性と歩く森本レオ(81)
《今でも男女は異文化交流だと思う》森本レオ(81)が明かした世間を騒がせたスキャンダルの真相「女性に助けられた人生でした」
NEWSポストセブン
酒井法子、異次元の若さを保つアンチエイジングの代償
《顔や手にびっしりと赤い斑点》酒井法子、異次元の若さを保つアンチエイジングの代償か 治療したクリニック院長は「長くて4~5日程度、注射針の跡は残ってしまいます」
女性セブン
現地のパパラッチに激写された水原一平被告(BACKGRID/アフロ)
《妻との大量買い出し姿をキャッチ》水原一平被告、大谷翔平の「50-50」達成目前で際立つ“もったいなさ”と判決言い渡し前の“いい暮らし”
NEWSポストセブン
森本レオ(時事通信フォト)
《表舞台から消えた森本レオの現在》元女優妻との別居生活50年、本人が明かした近況「お金を使わず早く死んでいくのが人生のテーマ」
NEWSポストセブン
かつて不倫で注目を集めた東出昌大が松本花林と再婚(時事通信フォト)
《東出昌大に急接近の新妻・松本花林》一定の距離感保った女優仲間3人の“暗黙の了解”が崩れた「6月事件」
NEWSポストセブン