芸能

大西結花、伝説の写真集が22年ぶりに復活 当時の思い出を語る

大西結花が当時の撮影について振り返る

大西結花が当時の撮影について振り返る

 大西結花が1999年に発表した、東北を舞台にした伝説の写真集『遠野 冬』が22年ぶりに甦る。秘蔵写真を含む週刊ポストデジタル写真集が近日発売される大西が、撮影について語る。

 * * *
 この撮影は、雪が積もった岩手県の遠野で、2~3日かけて撮影しました。「とにかく寒かった」のが一番の思い出です。

 実はこのとき私は前もって綿密な打ち合わせや準備をして臨んでおらず、いきなりの撮影でした。語り継がれる昔話など、その場、そのシーンごとに説明を受けて撮影に挑みました。それでも、そのイメージに溶け込みやすい荘厳で素敵な場所がたくさんあり撮影に入り込めました。

 今回改めて当時の写真を見て、和服もいいものだなと思いました。撮影者の小澤忠恭さんとの感性が合わなければこの作品はできなかったと思います。そこには小澤さんと私の間で不思議な感性の響き合いがありました。だから撮影中は安心して小澤さんに委ねられました。寒くて鳥肌も出るし大変だったのですが、綺麗な写真に仕上げてもらえて嬉しかったです。

 どのシーンも寒かった思い出ばかりなのですが、共演者(?)の馬はおとなしい、いい子でしたね。もともと私は馬が好きだったのでこのシーンはとても印象深かったです。

 残念だったのは、現場と旅館の往復しかしなかったので、遠野の町をあまり知ることなく撮影が終わったことです。旅館の晩ご飯の時間は旅行気分で楽しかったですが。

 あの頃と今ですか? いつもあまり後先考えずその時の閃きで動くのは変わってないですね。ただそういう機会自体に巡り合うことは少なくなりました。これが大人になって落ち着いたということなのでしょうか?(笑)

【プロフィール】
大西結花(おおにし・ゆか)/1968年7月6日生まれ、大阪府出身。1984年、ドラマ『家族の晩餐』でデビュー。1986年、ドラマ『スケバン刑事III 少女忍法帖伝奇』で主人公の姉役に抜擢され、同番組内で生まれたアイドルユニット“風間三姉妹”が一躍注目を浴びる。以降、映画やドラマ、歌手として活躍。

撮影/小澤忠恭

※週刊ポスト2021年11月5日号

関連記事

トピックス

第一子を出産した真美子さんと大谷
《デコピンと「ゆったり服」でお出かけ》真美子さん、大谷翔平が明かした「病院通い」に心配の声も…出産直前に見られていた「ポルシェで元気そうな外出」
NEWSポストセブン
2000年代からテレビや雑誌の辛口ファッションチェックで広く知られるようになったドン小西さん
《今夏の再婚を告白》デザイナー・ドン小西さんが選んだお相手は元妻「今年70になります」「やっぱり中身だなあ」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「王子と寝ろ」突然のバス事故で“余命4日”ののち命を絶った女性…告発していた“エプスタイン事件”【11歳を含む未成年者250名以上が被害に】
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン