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復活優勝したオリックス・中嶋監督が「サメ」と呼ばれるワケ

こちらは元祖「サメ」の中日・中村捕手(時事通信フォト)

こちらは元祖「サメ」の中日・中村捕手(時事通信フォト)

 仰木監督は、たとえレギュラーであっても相手投手との相性が悪ければ使わないことが多くて、悔しい思いをした選手はたくさんいた。サメもそういう悔しさをよく味わった一人だから、自分のチームではそういったことがないようにやっているように見えますね。

 サメは中継ぎや抑えに3連投させないとか、移動日に練習しないといった方針のようですが、仰木監督も選手を疲れさせないため、あるいは士気を上げるために連休を作るといった工夫をしていましたから、そういう良い面は見習っているんじゃないですか。仰木監督は選手の心理を読むことに長けていて、こいつを男にしてやろう、スターにしてやろうという采配をする人でした。僕もそれで代打満塁ホームラン4本という日本記録を作らせてもらいました。サメもそういうことができる監督だと思います」

 仰木マジックは四半世紀も昔の話になったが、そのリーダー像は令和の現代にこそマッチしている印象を受ける。そのDNAを受け継ぎ、さらにチューンアップした中嶋氏が、この時代に成功したことは必然なのかもしれない。『週刊ポスト』(11月8日発売号)では、栄光を取り戻したオリックスに今も息づく仰木イズムを、藤井氏はじめ多くの証言者の言葉を通じて徹底検証している。

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