芸能

田中みな実に続き鷲見玲奈も 女子アナはなぜ「悪女役」がハマるのか

「ドクターX」病気を機に主役の座を奪おうとする悪女役を演じたのが鷲見玲奈

「ドクターX」で病気を機に主役の座を奪おうとする悪女役を演じたのが鷲見玲奈(写真は今年5月)

 フリーアナウンサーの鷲見玲奈(31)が、11月4日に放送された米倉涼子(46)主演「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第4話にゲスト出演。甲状腺がんに冒された人気ミュージカル女優(凰稀かなめ)のライバルで、病気を機に主役の座を奪おうとする悪女役を演じた。

 キャスティング発表当初は「『ドクターX』の世界観に合わないのでは」と否定的な声もあったが、放送後はネット上で「鷲見さんこわいー」「鷲見ちゃん、悪女すぎて好き」「この役ぴったりだし 上手い」と評価する声が相次いだ。芸能ライターは、「彼女には悪女女優としての資質がある」と見る。

「鷲見さんの演技にはまだぎこちない部分もありましたが、大女優の病気をメディアにリークして追い打ちを図ったり、ドヤ顔で主役を誇ったりする場面には妙なリアリティーを感じました。同じくフリーアナウンサーの田中みな実さん(34)も『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)でヒロインをいじめ抜く役を演じ話題を集めましたが、鷲見さんも田中さんと同じく悪女役の資質を感じます。

 悪女が似合う女優と言えば、菜々緒さんや小池栄子さんが思い浮かびますが、いずれもモデル出身だけにビジュアルからして圧倒的な存在感を持つ怖い悪役です。それに比べると鷲見さんや田中さんは美人ではありますが、身近にいそうなあざとい小悪魔という雰囲気で、それがリアリティーを醸し出しているのではないでしょうか」

 局アナ出身者が悪女役にハマるのは、過去の経験が生きているのかもしれない。鷲見は今回の出演にあたり、「牌を争うという意味では、女優の世界は少しアナウンサーにも通じる部分があるのかもしれません(笑)。そう思ったので、自分がかつて抱いた悔しい気持ちなどを思い出したりして、演じました」とのコメントを出している。

「局アナは嫉妬の世界です。鷲見さんも田中さんも、過去に同僚から嫌がらせを受けたことを告白しています。自分がされた嫌な経験が、悪女役に生きているのでしょう。

 しかも鷲見さんはドラマの中で、最終的に不倫スキャンダルで失脚する役を演じている。過去に取り沙汰されて事実無根と否定した不倫疑惑をあえて連想させる演出で、ネットをざわつかせました。そういう確信犯的な仕掛けができるのも、局アナの世界で生き抜いてきた強みかもしれません」(同前)

 今後ドラマの悪女役は、局アナ出身者が席巻するかもしれない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン