全日本では2区区間賞で力を見せつけたオリンピアン・三浦龍司(写真は五輪の3000m障害で力走する姿。JMPA)
前回の箱根2区で東京国際大のヴィンセントに続く2位通過へとチームを押し上げたフィリップ・ムルワ(3年)、3区で2位をキープした葛西潤(3年)、4区で区間2位の走りでチームをトップに押し上げた嶋津雄大(4年)、5区で往路優勝のゴールテープを切り今季は主将となる三上雄太(4年)ら主力がチームに残っているのだ。
「全日本の選考会は、葛西が欠場するなど主力を一部欠いて結果が残せなかったが、フルメンバーで臨めればかなりの実力です。前回同様に往路の序盤からエース級を惜しむことなく投入してレースの主導権を握れれば、2年連続往路優勝の可能性だって見えてくる。大学駅伝は秋~冬に大会が集中しているため、短い期間で何度も調子のピークを持っていくことが難しい。その意味では、創価大はむしろ全日本に出られなかったことを好材料と捉えることもできるのではないか」(同前)
振り返れば昨年も、創価大は全日本大学駅伝に出場できなかった(コロナのため選考会がなく書類選考で出場資格を得られず)。伊勢路を走れなかった悔しさを、箱根路にぶつけて好結果につなげられるか。
夏には札幌のロードで活躍したキプチョゲ選手(写真/JMPA)