日本に戻らざるを得ない
次のニューヨーク州の司法試験は、来年2月に行われる。小室さんはこれに挑戦する意向を示している。
「小室さんは大学卒業後1年間、つまり2022年5月までは、学生ビザでアメリカに滞在できます。しかし、それ以降は就労ビザを新たに取得しなければなりません。そのためには合格は絶対です」(前出・皇室ジャーナリスト)
だが、法務助手として働きながらの挑戦は、勉強時間を思うように確保できず、合格率が下がる傾向にある。小室さんにとってはかなり高いハードルだ。
「次回も不合格ということになれば、クビを切られかねないでしょう。事務所には小室さんに関する問い合わせが殺到し、業務に支障が出ているといいます。事務所のホームページは、日本から閲覧できないようアクセス制限がかけられたほどです。温情を受けられたとしても、とにかくお金がかかるニューヨーク生活を維持する難しさは並大抵のことではありません」(前出・皇室ジャーナリスト)
仮に働き続けられたとしても、順風満帆ではない。
「一部では眞子さんはニューヨークの美術館に勤務すると報じられていますが、一般人としての生活経験がほとんどないのに、異国の地で司法浪人の夫を支えながら生きていくことができるのか。現実を知れば、元皇族としてなにかと優遇される日本の方が、結局は過ごしやすいと感じるのではないでしょうか。
実際、いまも宮内庁のサポートのもと、SPつきで高級ウイークリーマンションで暮らせている。渡米したとしても数か月、長くても1~2年で“やっぱり無理だ”と日本に戻らざるを得なくなるでしょう」(前出・宮内庁関係者)
眞子さんの計画には、すでに綻びが見えている。無論、日本に戻っても、夫婦ふたりだけで盤石な生活を送れるわけではない。
「小室さんが以前勤めていた法律事務所に戻っても、パラリーガルの年収は300万円程度。しかも、日本の司法試験の方がよっぽど難しい」(前出・皇室記者)
それでは、眞子さんの“元皇族としての品位”はどう守られるのか。
「秋篠宮家の援助がなければ成り立たないのは明白です。元を辿れば税金である秋篠宮家の私費で、なし崩し的に“スネかじり”のセレブ生活を送ることになるのではないでしょうか。現実味を帯びてきた“再び皇室の庇護に入ること”は、眞子さんにとってさらに表情を曇らせる出来事といっていい」(前出・皇室記者)
自由の国・アメリカへの行路は、思いの外、長かったのかもしれない。
※女性セブン2021年11月25日号