施術を受けてもだえる姿を見せていたことも(写真は2018年)
一時的ではあるが別居を経たことで、小林が芸能活動を本格的に再開させ、親戚付き合いを再開するという変化が起きたことが報じられた。
「社会と繋がり、第三者の意見を聞く機会が増えたことで、考えが変化する可能性は高くなったと言えそうです」
一般論として、誰かに依存している人に対して、周囲は注意して接する必要があるという。
「心の防衛機能として、『否認』というものがあります。自分を守るために、受け入れがたい事実を認めないようにするのです。
仮に依存していた相手と距離を置いたとしても、本人もまだ混乱しており、『別れたい』よりも『いったん冷静に考えたい』に近い状態という場合もあります。となると、周囲が『別れなさい』や『あんな相手は酷い』と過干渉に言い聞かせると、逆に意固地になってしまう可能性があります」
よかれと思っての行為が、悪い結果に繋がることもあるという。そんな難しい状況の場合、どんな言葉なら相手に届くのだろうか。
「入院しないといけないような患者さんに対して、『入院しなさい』とストレートに伝えては、『そんな必要はない』と反発されてしまいます。『力になるので、調子が悪いときは、また来てくださいね』と伝えると、また来てくれます。相談されたときは相談に乗るし、助けを求められたときは助ける。でも基本的には“少し遠めの距離感で見守る”、この姿勢が大切です」
ハラハラするような場面があったとしても、干渉しすぎず、あくまで見守ることが重要だというのだ。