鮮やかな盛り塩(写真/AFLO)

鮮やかな盛り塩(写真/AFLO)

 軽い気持ちで縁切りすれば、知人全員に悪口を広められるのは序の口。関係性によっては、悪意の返報で、職場などにいられなくなる恐れもある。

 世界各国の呪術などに詳しい神戸大学大学院国際文化学研究科教授の梅屋潔さんは、何が悪縁かは人によって違うと語る。

「例えば、夫のいる女性に片思いしている男性からすれば、女性と夫の関係は悪縁。ですが、夫婦からすれば、お互い良縁で結ばれており、横恋慕してくる男性の方が悪縁です。仮にこの男性が“夫が亡くなりますように”などと願うならなおさらです。

 仏教では、すべての縁はお互いに影響を与えるとされ、攻撃的な考えで縁を切ろうとすれば、自分が同等の攻撃を受けると考えられています」

 その人との縁を切ることが本当に必要か熟考して、それでもなおその縁を切りたい場合は、どうすればいいのか。樺沢さんは、フェードアウトがもっとも現実的だと話す。

「LINEなどのメッセージなら、返信を遅らせる。1日、3日、1週間……などと、徐々に時間を長くします。顔を合わせて会話しているなら、返答をそっけなくしていく。DVやモラハラ、毒親など、明らかに被害があるならすぐに逃げるべきですが、基本は角が立たないよう、事務的かつクールな対応が第一歩です」(樺沢さん)

※女性セブン2022年1月20・27日号

縁切りではこれを守るべし

縁切りではこれを守るべし

縁結び神社やお寺は縁切りにも(写真は京都・伏見稲荷大社。AFLO)

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