作中には現役選手が数多く登場した(C)水島プロダクション
親会社が南海からダイエー、ソフトバンクと変わるなか、2014年の連載終了時まで景浦はホークス一筋で野球人生を全うした。その存在は球団にとっても特別だった。南海一筋で14年間プレーしたリードオフマン・藤原満氏(75才)が言う。
「実はダイエーのコーチ時代に、景浦の背番号『90』をつけようと考えたことがあったのですが、球団から『名誉欠番』だと言われて遠慮した記憶があります。それほどあぶさんは“ホークスの顔”だったんです」
水島さんは今年も天国からホークスの試合を観るに違いない。
※週刊ポスト2022年2月4日号