眉毛さえ最新なら若々しく見える
足りない毛は描き足せばOK
「細眉」といっても、そのメイク方法はアムラー時代から進化している。さらに、大人の細眉メイクには注意点も。
「まず、毛を抜くのは絶対にNG。皮膚がたるんで、まぶたが下がる原因になります」(カスヤさん・以下同)
眉毛を整える際は、まず左右どちらの眉毛を基準にするか見比べて決める。ポイントは、目と眉毛の距離が近く、普段のメイクで描きやすいと感じる方に合わせることだ。
「まぶたの余白が多いほど、間延びした印象になって老けて見えます。また、眉毛を整える際ははさみでカットして構いませんが、すっぴんの眉毛のまま行うと切りすぎて失敗しやすいので、アイブロウパウダーで眉毛の形を作ってからカットするようにしましょう。そのとき大事なのは、眉毛の下のラインを左右でそろえることです」
眉毛が薄く、余分な毛が少ない場合は、カットせずにコンシーラーで消すだけでも構わない。また、左右差が大きい場合は、かなり大幅に自眉からはみ出してアイブロウパウダーを塗ることになるが、不自然だと慌てなくても大丈夫。
「足りない毛は、リキッドアイブロウで描き足していきます。毛の生え方をよく見て、眉頭は下から上に縦方向へ、眉尻へ近づくほど横に寝かせて描きます。眉頭の毛を描き足すときは、一筆でぐいっと長い毛を描くのではなく、ちょっとずつていねいに細かく描くと自然に仕上がります」
1990年代は、眉尻をキリッと細長く伸ばすために落ちにくいリキッドが使われていたが、現在は長さもナチュラルな短めが基本だ。
「メイクが苦手なら、眉毛サロンで整えてもらったり、アートメイクへ行くのもおすすめ。いま、眉毛サロンの需要が急速に高まっていて、技術もかなり進化しています。仕上がりがきれいなのはもちろん、毎日のメイクの時短になります。ほかのパーツをサボっても、眉毛さえ最新なら垢抜けて若々しく見えます」
最初は少し手間のかかる眉毛だが、ていねいに整えておけば翌日からは失敗しづらい。うんざりするマスク生活を楽しむためにも、眉毛をアップデートしてみては。
撮影/Shin Chisyaki(will creative)
※女性セブン2022年2月3日号