芸能

氷川きよしが活動休止 ジェンダーを超えて自分らしく変わるために必要な決断か

氷川きよしに変化が起きている(写真は昨年)

氷川きよしに変化が起きている(写真は昨年末)

「きよしくんは卒業した」

 氷川は2000年に演歌歌手としてデビューした。アイドルのようなルックスが注目され、デビュー曲の『箱根八里の半次郎』は大ヒット。同年には日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞して、一躍、お茶の間の人気者になった。ついたあだ名は“演歌界の貴公子”。その後も『大井追っかけ音次郎』や『きよしのズンドコ節』などヒット曲を連発し、平成演歌の旗手となった。

 演歌界の未来を背負って立つことを期待され、以来20年にわたりその期待に応え続けてきた青年の変化はまず歌に表れた。2017年2月から放送されたアニメ『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)の主題歌『限界突破×サバイバー』を担当したことは、彼にとって大きな転機だった。20周年を迎える2年前のことだ。

「この頃、氷川さんは演歌以外のジャンルにも興味を持つようになっていました。演歌歌手がアニメの主題歌を歌うというのも驚きでしたが、それよりも世間を驚かせたのは、曲調が演歌ではなくロックだったこと。そして、衣装がそれまでの定番である和服でもスーツでもなく、ラメやレース、網タイツを組み合わせたビジュアル系のものに変わったことでした。男性としては線の細い氷川さんに、その衣装はよく似合い、大好評でした」(芸能関係者)

 この曲で、氷川はアニメファンの喝采を浴びた。

「氷川さん自身も演歌ではない衣装を気に入り、“演歌の貴公子”のファンの前でも、披露するようになりました。真っ赤なエナメルのボディースーツでファンを驚かせたかと思えば、濃いアイシャドウを施すなど、女性的メイクで出演することも増えていった」(前出・芸能関係者)

 氷川のファン以外からも大きな注目を集めることとなった。そして迎えた2019年の20周年コンサートでは、純白のドレスでブランコに揺られる姿で登場した。

「2017年頃はビジュアル系バンドマンのような見た目でしたが、2019年頃になるとさらにジェンダーを感じさせないメイクやファッションを意識していました。それだけでなく、手料理を公開するなど氷川さんのメッセージ性が強く表に出るように。それまでの“演歌の貴公子”から素の自分になっていっていた気がします。一方で、その姿は若者世代にも人気で新たなファン層も拡大していきました」(前出・芸能関係者)

 2019年は、英国でカリスマ的人気を誇ったロックバンド、クイーンの代表曲『ボヘミアン・ラプソディ』の日本語カバーを披露したことも、氷川にとっては大きな転機になったという。

「音楽評論家でクイーンのメンバーとも交流のある湯川れい子さんが、氷川さんに洋楽のカバーを提案したところ、映画を見て主人公の苦悩や孤独に涙したという氷川さん側から、この曲を歌ってみたいという申し入れがあって実現したものです」(前出・レコード会社関係者)

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