2015年10月、『TVer』サービス開始の会見(時事通信フォト)
別のキー局の局員は、こんな葛藤があると言う。
「制作費を抑えるとなると出演者を削ることしかできなくなっています。その代わりにキャスティングするのが、YouTuberやインフルエンサー。彼らは『テレビはオワコン』『テレビなんて観ない』と言いながら、ステップアップのためにテレビやCMに出たい。彼らの若者への発信力にすがらざるを得ないため、出ていただいている。テレビ以外で影響力を持つ新世代に、テレビの救世主になってくれと頭を下げる、笑えない状況です」
なりたくない職業に変わる日も近い?
※週刊ポスト2022年2月4日号