●駒形どぜう 浅草本店【1801年創業】
……どぜうなべ(2100円)

「駒形どぜう 浅草本店」のどぜうなべ

「駒形どぜう 浅草本店」のどぜうなべ(撮影/矢野宗利)

「どぜう」と染め抜かれた暖簾をくぐると、どじょうを煮込む香りが出迎える。江戸の味を守り続け、222年目を迎える老舗のおすすめは「どぜうなべ」。生きたどじょうに日本酒をかけて酔わせた状態で甘味噌仕立ての出汁で煮る独自の下ごしらえも、江戸時代から続く伝統の調理法だ。

 使用するのは、創業当時から取引する老舗「ちくま味噌」の江戸甘味噌9割と京都の老舗「本田味噌」の辛味噌1割の合わせ味噌。備長炭の火にかけた「どぜうなべ」に差す醤油ベースの割下には、江戸創業の老舗の醤油を使う。江戸っ子も愛した甘辛味の身や骨に箸が止まらなくなる。

【住所】東京都台東区駒形1-7-12
【営業時間】11時~21時(L.O.)
【休業日】12月31日、1月1日

駒形どぜう 浅草本店(東京都台東区駒形1-7-12)

駒形どぜう 浅草本店(東京都台東区駒形1-7-12)

*新型コロナ対策で営業時間の変更、臨時休業の場合があるので、事前に各店舗にお問い合わせください。

取材・文/上田千春

※週刊ポスト2022年2月18・25日号

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