同じくW杯のアジア予選に韓国代表FWとして出場したソン・フンミン(時事通信フォト)
同世代のアジアのエースも世界で活躍中。韓国代表FWソン・フンミンは、同じプレミアリーグで昨季はリーグの年間ベストイレブンに選出される大活躍。“イランのメッシ”と呼ばれるFWサルダル・アズムンも先月、ドイツの名門クラブ、レバークーゼンと5年契約を結んだ。
「2年前のイングランド移籍時には、ソンと比較されていました。英紙『デイリー・エクスプレス』は《リバプールファンは、新加入が決定した南野がプレミアリーグにおけるアジア最高の選手であり、ソン・フンミンより優れていると強調》などと取り上げていたんです。
その頃の南野には期待を含めてかなり高めの評価がされていました。が、今やソンとの市場価値は約10倍の差があると言われていますから評価は逆転してしまった」(前出・スポーツ紙記者)
日本代表でも、2次予選では7試合連続得点と大暴れも、昨年9月からの最終予選は冒頭のサウジ戦まで無得点で、先発の座が揺らぎ始めていた。
ただ、南米メディア「トラスパソスフットボール」は、「スペインの名門バルセロナが南野獲得の交渉開始」とも報じている。調子も良く、きっかけ1つで活路は開きそうだ。
いずれにしろ、日本中が最注目するW杯アジア最終予選は残り2試合。次のB組2位の豪州との大一番は3月24日。まずは南野には、この天王山の戦いに万全の状態で挑んでもらいたい。