性的パーティーを主催していたと見られるコムズ被告(Getty Images)
若い女性が薬物塗れの空間で、富裕層の男と一晩を共にする──。そんな淫靡な宴が、東京・港区の高級ホテルで現実に行われていた。
高級ホテルの一室で覚醒剤やコカインが見つかり、違法薬物を所持した疑いで逮捕されたのは、不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者(60)。各メディアが、田中容疑者が高額報酬で若い女性たちを集め、港区のホテルで乱倫を繰り広げていたと報じると、日本中が衝撃を受けた。
こうしたドラッグを伴う乱倫パーティーは何も日本だけの話ではない。海の向こうアメリカでは、音楽業界の大物プロデューサーが自ら主催した「フリーク・オフ」と呼ばれるパーティーによって、よりスケールの大きなスキャンダルの渦中にいるのだ。
そのプロデューサーとは、ラップ界の大物、ショーン“ディディ”・コムズ被告。ニューヨーク・ハーレムの貧しい家庭に生まれ、1990年代には数々のスターを育て上げ、音楽界の“帝王”とも呼ばれた。
だが今、その栄光は完全に崩れ去ろうとしている。