スポーツ

新庄ビッグボス、元同僚の座談会に怒り 勝てないチームの責任はどこに?

新庄剛志ビッグボスの注目度は高いが、チームは勝てない(時事通信フォト)

新庄剛志ビッグボスの注目度は高いが、チームは勝てない(時事通信フォト)

 3月30日、日本ハムは3対5で西武に敗れ、開幕5連敗を喫した。ビッグボスこと新庄剛志監督は初めて試合後の会見に応じず、落胆を窺わせた。その前日には、元チームメイトの座談会に噛みついていた。

 YouTube『TAO CHANNEL』で、元阪神の田尾安志氏、岡義朗氏、藪恵壹氏がパ・リーグ全チームの分析と順位予想をアップ。その中で、3人は日本ハムを最下位に予想し、岡氏が「何敗するか賭けてみたいね。予想してみたいね」と話していた。ビッグボスは自身のインスタグラムのストーリー機能に、この動画の画像を添付して「笑いながら~この御三方達の性格がなんだか可哀想だなって思いました」「95敗したらこのYouTubeに出てあげましょう」「藪氏は100敗らしい」「笑い方」と絵文字を付けながらも、怒りの感情は隠しきれていない。プロ野球担当記者が話す。

「少し神経質になっているのかなと感じました。ビッグボスについて話している部分を全て見ると、『選手のやりやすい環境作りをしている』『来年に繋がる計画性を感じる』(岡氏)、『世間の人にこれだけ受け入れてもらえたのは彼の力なんだろうね』(田尾氏)と新庄監督を評価しており、全体を通してみれば、そこまで怒るような内容でもないように見えます。『100敗』や『賭けてもいい』という発言がカンに障ったのでしょう。また、ピー音が入っていましたが、藪氏に監督就任から稼いだ金額やテレビ1本のギャラの話をされたのも、嫌だったのかもしれませんね」(以下同)

 新庄は1989年のドラフト5位で阪神に入団。田尾氏は当時の主力であり、岡氏は守備走塁コーチだった。藪氏は1994年に新人王を獲得し、新庄がメジャーへ挑戦するまで7年間、同じ釜の飯を食った。

「もしかしたら現役時代から3人のことをあまり快く思っていなかったのかと勘繰ってしまうほど、ビッグボスの反応は意外でした。何があっても笑い飛ばして明るく振る舞うイメージですからね。勝負事は負けたら何言われても仕方ない。そもそも、批判覚悟の作戦やパフォーマンスだったはず。『100敗』という単語は、戦力的に今の日本ハム以上に厳しかった楽天の初代監督を務めた田尾さんがいたから出てきたのでしょう。その田尾さんも、『100敗はないでしょ』と否定しています」

 ネット上では今回の反応や采配、パフォーマンスについて、ビッグボスを擁護するファンもいれば、批判するファンもいる。

「就任から今まで、新庄批判はほとんど聞こえてこなかった。就任会見での派手なファッションについて、清原和博さんが『プロ野球のOBたちは口に出さないと思いますけど、みんな嫌な気分になっているのは間違いないと思います』と言ったら、猛反発を喰らったのが良い例ですよ。1つの意見であって、寄ってたかって袋叩きにするほどのことではない。逆にいえば、今回の件に関しては清原さんの時と比べ、ビッグボスの反応への苦言も出ている。これは健全なことですし、開幕して負けが込めば、様々なことを言われるのは当然でしょう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

筒香が独占インタビューに応じ、日本復帰1年目を語った(撮影/藤岡雅樹)
「シーズン中は成績低迷で眠れず、食欲も減った」DeNA筒香嘉智が明かす“26年ぶり日本一”の舞台裏 「嫌われ者になることを恐れない強い組織になった」
NEWSポストセブン
テレビの“朝の顔”だった(左から小倉智昭さん、みのもんた)
みのもんた「朝のライバル」小倉智昭さんへの思いを語る 「共演NGなんて思ったことない」「一度でいいから一緒に飲みたかった」
週刊ポスト
陛下と共に、三笠宮さまと百合子さまの俳句集を読まれた雅子さま。「お孫さんのことをお詠みになったのかしら、かわいらしい句ですね」と話された(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
【61才の誕生日の決意】皇后雅子さま、また1つ歳を重ねられて「これからも国民の皆様の幸せを祈りながら…」 陛下と微笑む姿
女性セブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン