芸能

泉ピン子から飛び出した「死後離婚」の言葉 消えない「夫の不倫」への怒り

泉ピン子

「死後離婚」を口にした泉ピン子

 老舗酒店の跡取りで、真面目で物静かだった夫の遺言を確認すると、隠し子がいたことが発覚する──脚本家・内館牧子氏の小説『すぐ死ぬんだから』は、どんな夫婦にも起こり得る、そんな“まさか”が序盤に待ち受ける。

 2020年にNHK BSプレミアムでドラマ化された同作の朗読劇が、8月から上演されることになった。主人公・ハナを演じるのは泉ピン子(74才)だ。出演に際し、ピン子は雑誌『ソナエ』(2022年春号)のインタビューで次のように話した。

《夫に「読んでみて」って原作の小説を渡したの。そしたら「めちゃくちゃ面白いねぇ!」だって。(中略)「自分が昔やったことを忘れたのか!って。私、傷ついたんですけど」って言ったんだよね。小説に出てくる言葉を使って「『死後離婚』だよ!」って》

 ピン子は1989年、41才のときに4才年下の医師Aさんと結婚した。Aさんの両親の反対を押し切った結婚で、テレビでノロケ話をするほどアツアツだった。ところが6年後の1995年、Aさんの不倫が発覚する。しかも不倫相手との間には生後2か月の赤ちゃんがいることも判明し、ピン子は幸せの絶頂からどん底へとたたき落とされた。

「週刊誌の報道でこの事実を知ったピン子さんは、記者会見を開き大号泣。不倫相手の母親がAさんに“責任を取って娘と結婚してほしい”と迫るなど事態は泥沼化しました。さらにもともと嫁姑関係が悪かったAさんの母親が“会見での(ピン子の)大泣きは演技”と切り捨てる場外乱闘まで勃発し、ピン子さんは過度のストレスから円形脱毛症になってしまいました」(芸能関係者)

 翌年2月に認知と養育費の支払いが取り決められ、不倫&隠し子騒動は一段落したが、その後もAさんがピン子の待つ家に寄りつかなくなり、離婚危機が何度も報じられるなど、Aさんに振り回されることも多かった。現在は静岡・熱海で一緒に生活しているというが、『すぐ死ぬんだから』の“残念な夫”とAさんを重ねてしまったのか、積年の恨みを晴らすかのようにピン子の口から“死後離婚”という言葉が飛び出した。

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