緑内障の人の見え方
緑内障は、中途失明原因として全体の28.4%で1位となっており(厚生労働省2017年度研究報告書)、治療法として手術を選択した先に最悪の結果が待っていた人もいる。
5月2日の日刊ゲンダイで、「朝日ジャーナル」元編集長でジャーナリストの下村満子氏(83)はこう語っている。
〈7年前、左目が緑内障になり手術をしたところ、医療ミスで失明してしまいました。その後、右目もボンヤリとしか見えなくなってしまって。ジャーナリストとして目が悪いのは大変です。ニュース記事などはiPadで文字を拡大して読んでいます〉
目の治療や手術は眼科医の経験や実力、また患者とのコミュニケーションいかんで、結果にグラデーションが出るケースが目立つ。治療が必要になった時に眼科医や治療法を正しく選択できるように、各病気の基礎知識と治療リスクを知っておく必要がありそうだ。
※週刊ポスト2022年6月3日号