ライフ

軽自動車のキャンピングカー 需要は右肩上がり、手ごろな値段で普段使いもできる魅力

普段使いもできる軽自動車のキャンピングカーに注目が集まる(撮影/伴隆之)

普段使いもできる軽自動車のキャンピングカーに注目が集まる(撮影/伴隆之)

 納車待ち1年以上は当たり前のキャンピングカー・ブーム真っただ中で、特に人気を集めるのが軽自動車。値段も手ごろ、燃費も抜群、高速代も割安で、日常でも使えるとなれば言うことなしだ。手ごろな値段で普段使いもできて、思い立ったその日に出発できる軽自動車のキャンピングカーの魅力を紹介しよう。

 コロナ禍でのレジャーとして揺るぎない人気のキャンプだが、なかでもキャンピングカーの需要は右肩上がりを続ける。「キャンピングカー白書」(一般社団法人日本RV協会)によれば、累積保有台数は13万6000台を突破。2021年度のキャンピングカー販売売上総額は、新車・中古車を合計すると過去最高の635.4億円に達した。特に、値段の手頃な軽自動車の人気は高く、納車まで1年待ちも珍しくない。

 密を避け、リモートワークにも活用できるキャンプならではの魅力を背景に、いつでも好きな時に夫婦や家族、ペットと出掛けられる気軽さでキャンピングカーに注目が集まる。さらに軽自動車であれば、普段使いができるというわけだ。

 最近は、水害や地震といった災害の避難用としての関心も高まり、災害対策用にカスタマイズされたタイプもある。キャンピングカーは、手軽さや贅沢といった側面だけでなく、より高度な進化を遂げている。

「思い立ったらすぐに旅に出られる気軽さが魅力です」

リアゲートはなく、荷物の積み下ろしは左サイドにあるドアを使用。かさばることのないよう、コンパクトな道具を詰め込んでいる(撮影/奥田高文)

リアゲートはなく、荷物の積み下ろしは左サイドにあるドアを使用。かさばることのないよう、コンパクトな道具を詰め込んでいる(撮影/奥田高文)

 こう語るのは、軽トラックをベースにした本格的なキャンピングカー「インディアナ・RV/インディ727」(ベース車両:日産/NT100クリッパー)で休日を満喫する岡山県倉敷市在住の杉澤夫妻だ。ポップアップルーフを上げると開放的で、2人で使うには十分な広さ。作り付けの小物入れがたくさんあるので、収納には困らない。「通勤にも使えて、燃費もいい。普段使いと旅が両立できるところが気に入ってます」と、充実した日々を楽しく語る。

リアに取り付けたサイクルラック。仲間とサイクリングに出掛ける時のためのものだが、薪を入れるコンテナなども積める(撮影/奥田高文)

リアに取り付けたサイクルラック。仲間とサイクリングに出掛ける時のためのものだが、薪を入れるコンテナなども積める(撮影/奥田高文)

ベッドは2段式。身長180cmの大人が足を伸ばしても悠々と身を横たえることができる(撮影/奥田高文)

ベッドは2段式。身長180cmの大人が足を伸ばしても悠々と身を横たえることができる(撮影/奥田高文)

関連記事

トピックス

バラエティ、モデル、女優と活躍の幅を広げる森香澄(写真/AFLO)
《東京駅23時のほろ酔いキャミ姿で肩を…》森香澄、“若手イケメン俳優”を前につい漏らした現在の恋愛事情
NEWSポストセブン
芸能界の“三刀流”豊田ルナ
芸能界の“三刀流”豊田ルナ グラビア撮影後に語った思い「私の人生は母に助けられている」
NEWSポストセブン
真夏の郵便配達は暑さとの戦い(写真提供/イメージマート)
《猛暑で仕事スタイルに変化》配達員はサングラスOK、半袖半ズボンが許可されるコンサル勤務の男性も「電車内で大汗をかいていると不審者か、痴漢のように忌み嫌われる」
NEWSポストセブン
ラーメン二郎・全45店舗を3周達成した新チトセさん
「友達はもう一緒に並んでくれない…」ラーメン二郎の日本全国45店舗を“3周”した新チトセ氏、批判殺到した“食事は20分以内”張り紙に持論
NEWSポストセブン
万博で
【日本人の3人に1人が栄養不良】大阪・関西万博で語られた解決の決め手とは?《キウイ60億食分を通じて、栄養改革プロジェクト進行中》
NEWSポストセブン
風営法の“新規定”により逮捕されたホスト・三浦睦容疑者(31)(Instagramより)
《風営法“新規定”でホストが初逮捕》「茨城まで風俗の出稼ぎこい!」自称“1億円プレイヤー”三浦睦容疑者の「オラオラ営業」の実態 知人女性は「体の“品定め”を…」と証言
NEWSポストセブン
モデルのクロエ・アイリングさん(インスタグラムより)
「お前はダークウェブで性奴隷として売られる」クロエ・アイリングさん(28)がBBCで明かした大炎上誘拐事件の“真相”「突然ケタミンを注射され、家具に手錠で繋がれた」
NEWSポストセブン
永野芽郁
《不倫騒動の田中圭はベガスでポーカー三昧も…》永野芽郁が過ごす4億円マンションでの“おとなしい暮らし”と、知人が吐露した最近の様子「自分を見失っていたのかも」
NEWSポストセブン
海水浴場などで赤と白の格子模様「津波フラッグ」が掲げられたら避難の合図。大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されたことを知らせている(AFP=時事)
《津波警報中に目撃されたキケンな人たち》警戒レベル4の避難指示が出た無人海岸に現れたサーファーたち 「危ない」「戻れ」の住民の声も無視
NEWSポストセブン
中居正広
中居正広FC「中居ヅラ」の返金対応に「予想以上に丁寧」と驚いたファンが嘆いた「それでも残念だったこと」《年会費1200円、破格の設定》
NEWSポストセブン
「木下MAOクラブ」で体験レッスンで指導した浅田
村上佳菜子との確執報道はどこ吹く風…浅田真央がMAOリンクで見せた「満面の笑み」と「指導者としての手応え」 体験レッスンは子どもからも保護者からも大好評
NEWSポストセブン
石破首相と妻・佳子夫人(EPA=時事)
石破首相夫人の外交ファッションが“女子大生ワンピ”からアップデート 専門家は「華やかさ以前に“上品さ”と“TPOに合わせた格式”が必要」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン