●2011年11月 グランプリシリーズ ロシア杯
最終日に行われたフリーで、ショートプログラム2位から逆転優勝でグランプリ初制覇を果たす。震災直後はスケートをすることに迷いもあったが「元気に滑るところを見てもらい、少しでも力になれたら」と故郷への思いを語った。
●2014年2月 ソチ五輪
19才で初めて五輪のリンクに立った。ショートプログラムで世界歴代最高の101.45点を打ち立て、フィギュアスケート日本男子選手初の金メダルを獲得した。
●2014年11月 グランプリシリーズ中国杯
フリーの直前の6分間練習で、ほかの選手と勢いよく衝突し、頭部などを負傷するアクシデントに見舞われた。応急処置を施した状態で本番に挑んだ羽生選手は、ジャンプで5度も転倒しながらも最後まで滑りきり、涙を見せた。
●2015年11月 グランプリシリーズNHK杯
ショートプログラムで4回転ジャンプを2度決めて、自身の最高得点を更新する106.33点をマークして優勝を飾った。このシーズンから一気に絶対王者への階段を駆け上がっていく。
●2018年2月 平昌五輪
フリーはほぼノーミスの演技で王者の滑りをみせ、ソチ五輪に続く金メダルを獲得。冬季五輪で日本人選手が個人種目で連覇するのは史上初。
●2022年2月 北京五輪
4回転アクセルに挑み続けたが、惜しくも五輪3連覇を逃した羽生選手。インタビューでは「全然楽しめず、いっぱいいっぱいだった」「挑戦しきった、プライドを詰め込んだ五輪だった」とコメント。
※女性セブン2022年8月4日号