羽生結弦一覧

【羽生結弦】に関するニュースを集めたページです。

4Aに挑戦し続ける羽生結弦選手の今後はどうなる
羽生結弦、事実上の現役続行宣言「芸術性も技術も」不利なルール変更に挑む覚悟
「事実上の現役続行宣言とみていいでしょう」。フィギュアスケート関係者がこう判断する根拠は、6月18日に放送されたスポーツニュース番組『S-PARK』(フジテレビ系)での羽生結弦(27才)の言葉だった。番組のインタビューを受けた羽生は、「ファンタジー・オン・アイス(FaOI)幕張公演で演技に込めたことは?」の質問に、こう答えたのだ。「まだ4A(4回転半ジャンプ)いろいろ工夫できるなっていうのは、ちょっと思っているんですよね。やっぱり北京五輪で注射打ちながらだったからこそ、火事場の馬鹿力みたいなものが、恐怖感のないアクセルが跳べたっていう状況の中で学べたことがかなりあるんですね。 その学べたことをもっと使っていきたいなと思いますし、4Aに向けては日々挑戦していきたいなっていう気持ちは強くあります。絶対降りたいなって思ってますね、もちろん皆さんが見ている前で、降りたいなって気持ちが強くあります」 北京五輪では4Aについて「やり切った」とし、これまで幾度となく引退の可能性が報じられてきた羽生だったが、ここにきて本人の口から前向きな発言が飛び出したのだ。スポーツジャーナリストの野口美惠さんは、「進退の決断は、日々変化していると思います」とした上で、羽生の発言についてこう語る。「4Aを降りる才能と可能性を持っている選手なので、“もう一度やってみよう”という気持ちが、北京五輪から4か月たって改めて出てきたのかな、と受け止めています。五輪はどうしても期待を背負ってしまいますが、いまは純粋に自分の理想に専念できる。『皆さんが見ている前で降りたい』という言葉に期待が高まりますね」 多くの関係者が羽生が競技を続ける覚悟を持っていると感じたのは、同番組で「究極のスケートとは何か」という問いに対し、こう答えたこともあったからだろう。「やっぱり芸術性は大事だと思うんです。(中略)ジャンプという点に関しても、もっともっと練習して、やっぱいまの羽生結弦がいちばんうまいなって、技術的にもいまがいちばんうまいなって思ってもらえるように、常に努力し続けたいなって思います」 この背景には、6月6〜10日に行われた国際スケート連盟(ISU)の総会で、芸術性の軽視とも捉えられかねないルール変更が可決されたことがある。表現力を評価する「演技構成点」が、これまでの5項目から3項目に減らされたのだ。「減らされた2項目は、羽生選手の持ち味である『技と技のつなぎ』『曲の解釈』で、この変更は羽生選手にとって今後不利になるのではないかと物議を醸しています。そんな中、羽生選手が『芸術性も技術も』と、このルール変更にも挑むような発言をしたことは一種の宣戦布告のようにも感じました」(スポーツ紙記者) アメリカの報道によるとISUは6月30日にGPシリーズのアサイン(出場選手の割り振り)を発表する。「もし羽生選手が現役続行となった場合でも、GPシリーズに出場せずに12月の全日本選手権に出場する可能性もあります。名前がないからと言って必ずしも引退というわけではないのです」(野口さん) 羽生にとって、再び「挑戦」の一年が始まろうとしている。※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.06.26 07:00
女性セブン
羽生選手が即興のパフォーマンスで観客を楽しませるサプライズ(時事通信フォト)
エンターテイナー羽生結弦 アイスショーで見せたアドリブ「スーパーゆづタイム」
 6月4日に開催されたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」(以下FaOI)の名古屋公演でのこと。黒いパンツに黒のラメ入りジャケットを着た羽生結弦(27才)が、おどけたような表情で、両手を振りながらリンクの上を跳ねるように歩いたかと思うと、ジャケットをはだけて両肩を出し、ノースリーブのシャツから素肌を見せるセクシーなスタイルで、リンクを駆けまわる。 極め付きは、両肩をはだけたまま背中を大きく反り返らせ、鍛え上げられた腹筋を見せる。そのまま右手をぐっと後ろに反らせ、膝でズサーッと滑り寄ると、観客は息をのんだ──。 5月27日から千葉・幕張でスタートした「FaOI」は舞台を次の場所に移した。「今回、幕張、名古屋、神戸、静岡とすべての公演に参加する羽生選手は、一度地元の仙台に戻って休養した後、万全の体調で名古屋入りしたそうです」(フィギュアスケート関係者) プログラムには書かれていない冒頭の羽生の演技はすべてがアドリブだったという。観客のひとりが興奮しながらこう振り返る。「“事件”は出演者全員が勢揃いしたオープニングの後に起きました。ほかのみんなが退場して会場の照明が落とされた後、なぜかユヅくんひとりがリンクに残り、膝をついて氷を手で触っている。 その場でピョンピョン跳ね、両手を顔の前で合わせて『お願い』のようなポーズをしたと思うと、整氷スタッフが急いで駆け寄ってきました。どうやらリンクに穴が開いているのにユヅくんが気づいたみたい。それから彼にスポットライトが当てられて、感動のパフォーマンスが始まったんです」 会場に「氷に不具合が見つかりましたので整氷作業に入ります。いましばらくお待ちください」のアナウンスが流れる。 その瞬間、羽生が滑り出したのだ。退屈なはずの整氷タイムは、羽生の機転により、「至福のスーパーゆづタイム」に変わった。「氷に穴が開くのはよくあることではあるけれど、整氷を待つ時間は、競技でもショーでも手持ち無沙汰な時間になってしまう。それをアドリブで大きなプラスに変えた羽生選手の判断の素晴らしさに感動しました。即興のパフォーマンスも観客のハートを鷲掴みにする見事なもので、“引き出し”の多さは本当にすごいと思います」(前出・フィギュアスケート関係者) 今年2月、北京五輪のショートプログラムでは、冒頭の4回転サルコーを踏み切ろうとした際に、スケート靴のエッジがリンクに開いた穴にひっかかる不運に見舞われた羽生。直後のインタビューでは、「(氷に)ちょっと嫌われたな」と苦笑いするしかなかった。「結果、北京五輪ではメダルを逃しましたが、彼の氷を愛する心、スケートを愛する心は変わるどころか、ますます深まっている。いまの彼の演技からは、リンクに立てる喜びと『ファンを幸せにしたい』という思いがひしひしと伝わってきます」(別のフィギュアスケート関係者) 即興演技の舞台となった名古屋は、羽生のお気に入りの場所の1つのようだ。「地元のテレビ局のインタビューでは、『名古屋といえば?』の質問に『手羽先ですね』と即答。隣の三重県にある伊勢神宮が大好きで、『あそこで味わった空気は二度と忘れないなと思った記憶があります。また行きたいな』とも語っていました」(名古屋のイベント関係者) FaOIも後半戦に突入し、残すところ神戸、静岡での6公演。今後も、「エンターテイナー・ゆづ」からますます目が離せない。※女性セブン2022年6月23日号
2022.06.12 07:00
女性セブン
KAT-TUNのデビュー曲『Real Face』という意外な選曲でワイルドにパフォーマンス
羽生結弦「仙台から家族総出で応援」の珍しい光景 アイスショーの意味深
 日本各地で最高気温30℃を超える真夏日を記録する地域が相次いだ、5月29日の夕方。千葉・幕張で行われたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」(FaOI)への出演を終えた羽生結弦(27才)は会場を後にし、迎えの車に乗り込んだ。その送迎車の中で、彼と母親を出迎えたのは、父親と姉。家族を乗せた車は、家族で暮らす仙台への帰路についた──。「全力で頑張りますので、ぜひぜひ、めちゃくちゃ楽しみにしてくださ~い」 FaOIの開演前、SNSを通じて、笑顔でファンに呼びかけた羽生。皮切りとなった5月27日の幕張公演は、北京五輪後、実に96日ぶりの舞いとなった。 黒いラメ入りジャケットに身を包み、グループの先頭で氷上に現れた羽生は、スガシカオ(55才)の『午後のパレード』の生演奏に合わせ、オープニングでいきなり4回転トーループを決めた。 大トリとして、グレーと黒の衣装で再び登場すると、スガがKAT-TUNに提供した大ヒット曲『Real Face』に合わせ、熱唱しながらワイルドに舞う。「北京五輪で捻挫した右足首の状態は本人が思っていた以上に悪かったようです。にもかかわらず、彼は帰国後、隔離期間を終えるとすぐに練習を再開しました。FaOIで完璧な演技を見せるという、使命感にも似た強い思いがあったのでしょう」(仙台のスケート関係者) フィナーレでは広瀬香美(56才)の『ロマンスの神様』で全出演者と息の合った演技を披露し、さらにグランドフィナーレでは4回転トーループからの3回転半という連続ジャンプを成功させ、会場に詰めかけた約5000人のファンを歓喜させた。 すべてのパフォーマンスを終え、はちきれんばかりの笑顔を浮かべた羽生は、マイクなしで、「ありがとうございました!」と挨拶。たしかな手応えをつかんで会場を後にした。 北京五輪からこれまで、足の状態が万全ではない羽生を支えてきたのは家族だった。「羽生選手の練習は、いつもリンクを貸し切りにできる深夜の23時以降から始まります。送迎はお父さんやお姉さんが務め、時には家族揃ってリンクに行き、彼の練習を見守ることもあります」(前出・仙台のスケート関係者) 会場にいたフィギュアスケート関係者が話す。「これまでお母さんが同伴していたことはありましたが、お父さんやお姉さんまで、家族総出で応援に来たのはかなり珍しい光景だと思います。今回のショーには、何か特別な思いがあったのかもしれません」 実は今回、彼の勇姿を見に駆け付けたのは、家族だけではなかった。「幕張の最終日には、ジスラン・ブリアンコーチの姿が会場にありました。ジスラン氏は木下グループのコーチとして京都で指導するために来日したようですが、羽生選手の活躍を見に、わざわざ京都から駆け付けたようですよ。コーチの姿を確認したときは一体何があったのかと……」(前出・フィギュアスケート関係者) ジスラン氏が羽生の指導を始めたのは2014年のこと。ここ数年は、コロナ禍でカナダのコーチたちのもとに戻れず、ひとり4回転半の完成に挑んでいた彼をリモートで指導してきたジャンプコーチだ。「フィナーレでは羽生選手がジスラン氏に手を振る場面もありました。満面の笑みを浮かべるジスラン氏を見て、2人の絆の深さを目の当たりにしましたね」(前出・フィギュアスケート関係者) 幕張公演を無事に終えた羽生は、この後、名古屋、神戸、静岡まですべての公演に出演する。 今回の公演後、去就については何も語らなかった羽生だが、けがは心配ないように見えた。家族総出のサポートは、来シーズンへの飛翔を期してか、それとも──。※女性セブン2022年6月16日号
2022.06.06 07:00
女性セブン
心からショーを楽しんでいたゆづは、何度も弾けるような笑顔を見せた。グランドフィナーレでは、4回転トーループからのトリプルアクセルを披露!
羽生結弦、北京五輪以来96日ぶりのリンクで魅せた鮮烈パフォーマンス
 北京五輪以来、96日ぶりに羽生結弦(27才)がリンクに戻ってきた! 五輪後初の演技の場として選んだのは「アイスショーの中でも特別な存在」と公言している『ファンタジー・オン・アイス』。「全力で頑張りますので、めちゃくちゃ楽しみにしてください!」。 開演前、ショーの公式ツイッターでメッセージを送ったゆづは、その言葉通りアクセル全開の演技を披露した。選手として現役を続行するのか、その進退についてはいまだに明言していないが、夢の続きを期待させるには充分な鮮烈パフォーマンスだった。写真/アフロ、フォート・キシモト※女性セブン2022年6月16日号
2022.06.04 07:00
女性セブン
4Aに挑戦し続ける羽生結弦選手の今後はどうなる
羽生結弦、最強ライバル引退でも「4Aに向かって一生懸命努力」と不屈の精神
「来シーズンは、ないと思う」──五輪王者の発言は、世界のフィギュアスケートファンに衝撃をもたらした。2月の北京五輪で悲願の金メダルを獲得したネイサン・チェン選手(23才)は、米国のテレビ局「NBCスポーツ」のインタビューで、今秋から始まる来シーズンへの参戦の可能性について問われると、冒頭のように言い切った。 今年に入ってから、羽生結弦選手(27才)と同期の田中刑事選手(27才)、平昌五輪4位の宮原知子選手(24才)など、日本のフィギュアスケート界を引っ張ってきた選手たちが続々と引退を発表している。そして、ついに羽生の最大のライバルともいえるネイサンまでもが競技生活から距離を置くことを示唆したのだ。 2018年の秋、米国の名門イェール大学に入学したネイサンだが、その後は、多くの時間をキャンパスではなくリンクの上で過ごしてきた。「在学中、ネイサンはスケートだけをして生きている生活に徐々に疑問を持ち始め、スケート関係以外の友人と交流したり、スケート以外の趣味を充実させるなどライフスタイルを変化させていったそうです」(フィギュアスケート関係者) そんなネイサンも、北京五輪に向け集中するために2020年からは大学を休学。スケートを最優先にすることで、見事金メダルを勝ち取った。「彼は、今夏から大学に復学する予定です。統計学とデータサイエンスを専攻しており、『いまは勉強に集中して、知識を身につけたい』と考えているようです」(前出・フィギュアスケート関係者) 先述のインタビューでは、大学卒業後に再び競技に復帰する可能性についても問われたが、「まだわからない。すでに達成したことに満足している」と語るなど、競技生活への未練を見せる様子はなかった。スポーツジャーナリストの野口美恵さんが話す。「チェン選手は、五輪でも世界選手権でも優勝を果たし、やり切った感がある。心残りがある選手なら卒業後に競技生活に戻ることも考えられますが、彼の場合その可能性は極めて低いかもしれません」 羽生の活躍を語る上で、世界の舞台で競い合ってきたライバルの存在は欠かせないが、近年彼らは続々と引退を決断している。ソチ五輪銀メダリストでカナダのパトリック・チャン(31才)は2018年に、その翌年には盟友、スペインのハビエル・フェルナンデス(31才)も引退している。「これまで羽生選手は、ほかの選手の去就に大きく影響されず、ライバルが引退していく中でも、自分の目標を定めて着実に進化を遂げてきました。ただ、チェン選手に関しては、自分の方がベテランであり、長い時間をともに戦ってきましたから、最強のライバル、そしてモチベーションの源でもあった。彼の不在を非常に残念に思っていることでしょう」(前出・野口さん) 自分よりも若いネイサンまでもが競技の場から去る──しかし、羽生は滑り続けるという選択に前向きだ。シチズン時計のアンバサダーを務めている彼は、活動の一環で5月20日に公開されたインタビューで、次のように語り、不屈の精神を見せた。「ぼくは4A(4回転半ジャンプ)に向かって、また目標に向かって毎日諦めずに頑張ったり、(中略)これからも一生懸命努力して、さらによい演技と、よいプログラムたちを作っていきたいなって思うので、どうかこれからも応援よろしくお願いします」 米国からは、新たなライバルも現れている。イリア・マリニン選手(17才)は、練習中に4回転半ジャンプを成功させ、その様子を収めた動画は世界を驚かせた。経験不足を理由に北京五輪代表には選ばれなかった選手だが、今後羽生の強力なライバルになっていくことだろう。来シーズンも氷上で美しく、熱い戦いが繰り広げられそうだ。※女性セブン2022年6月9日号
2022.05.28 07:00
女性セブン
羽生結弦選手は生涯現役を貫くのか(写真/AFLO)
羽生結弦、連盟に引退の意思表示せず 去就を明言しない「ザギトワ方式」で活動も
 5月27日から始まるアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」全4公演(幕張、名古屋、神戸、静岡)に、北京五輪後初めて姿を見せる予定の羽生結弦(27才)。すでに抽選販売が開始されたチケットは争奪戦となり、「幕張全滅」というワードがトレンド入りするほどだ。彼の去就に多くのファンが注目するなか、ある噂が聞こえてきて──。《まだまだ時間はかかるかもしれないですが、もっと練習したいなという気持ちはあります。北京オリンピックで学んだことも、経験できたいい感覚もあるので、このまま練習していきたいです》《これからも、羽生結弦を、羽生結弦のスケートを楽しみにしていただけるように、努力し続けます。これからも応援、よろしくお願いします!》 全国の書店で、4月27日に発売されたフィギュアスケート専門雑誌『アイスジュエルズ Vol.16』の売り切れが相次いでいる。 この号では、2月の北京五輪で初めて公式に認定された4回転アクセル(以下4A)について、羽生結弦が特別寄稿。 自身の書籍以外で、彼が自ら筆を執ることはめったになく、発売前から話題に。貴重な一冊となった。 なかでも注目を集めたのは、冒頭の文章だ。「4Aの分析は極めて理論的で、彼が日常的に自身の技術を細かく分析していることがよくわかりました。 そして、北京五輪後はしばらく羽生選手の進退が注目されてきましたが、この文章を読む限り、どうやら彼がこれからも4Aを練習し、完成を目指していることがうかがい知れます。引退するにせよ、現役を続行するにせよ、彼の挑戦が続くことは間違いないでしょう」(スケート連盟関係者) 日本スケート連盟は4月21日、東京都内で理事会を開き、2022年度の強化選手を承認した。フィギュアスケートの「特別強化選手」の男子では、「羽生結弦(ANA)」の名が筆頭に挙げられている。「引退を表明していない選手は、選手の意向とは関係なしに特別強化選手にリストアップされます。竹内洋輔フィギュア強化部長は“認定基準に沿って、例年通りこれまで引退の意志を伝えてきた選手以外を指定した”と説明しました。つまり、羽生選手は連盟に引退の意思表示をしていないようです」(前出・スケート連盟関係者) 羽生は北京五輪で負傷した右足首捻挫の治療のため、3月の世界選手権を欠場し、その後は公の場に姿を現していない。 この間、世界のリンクで一緒に戦ってきた仲間たちが、相次いで引退を表明している。 男子では羽生とともに平昌五輪に出場した同い年の田中刑事(27才)が4月11日、自身のSNSで引退を発表。29日には引退会見を行った。「昨年の全日本選手権のときにはすでに引退を決めていたそうで、そのときに羽生選手にも意志を伝えたそうです。 2人は幼い頃から合宿などを共にし、切磋琢磨してきた仲。当時は田中選手より体力が劣っていた羽生選手が、彼に対し闘争心を焚きつけられたこともありました。引退後、田中選手はコーチとプロスケーターを両立させていくそうですが、羽生選手が彼の決断に何を思ったのか、気になるところですね」(前出・スケート連盟関係者)“ザギトワ方式”を踏襲するのでは 女子では平昌五輪で4位に入賞、北京五輪への出場を惜しくも逃した宮原知子(24才)が4月1日に現役引退会見を開いた。 四大陸選手権で2年連続銅メダルの本郷理華(25才)も今年1月に引退セレモニーを行い、その様子を感謝のメッセージとともにインスタグラムに投稿した。 その一方で、引退を噂されながら“沈黙”を守り続けている選手もいる。 15才で出場した平昌五輪で金メダルを獲得し、GPシリーズと世界選手権も制したロシアのアリーナ・ザギトワ(19才)だ。 ザギトワは、平昌五輪の翌シーズンは不調に陥り、2019年12月のグランプリファイナルでは最下位に。ロシアのテレビ番組で「今季はもう大会に出場しない」「私はすでに勝利した。人生のすべてを手に入れている」と話したことが、事実上の引退宣言と受け取られた。だが、本人はすぐに自身のインスタグラムを更新し、「私は活動休止も『引退』するつもりもありません」と書き込んだ。 その後、ザギトワは大学に通い、テレビ番組のキャスターなどの活動を続けているが、2019年のGPシリーズ以降、公式戦には一切出場していない。「北京五輪には選手として参加せず、報道陣として現地入りし、取材していました。いま、フィギュアスケート関係者の間で囁かれているのが、羽生選手も“ザギトワ方式”を踏襲するのではないかということです。引退も現役続行も宣言しないまま、公式戦には出場せずにアイスショーやCMなどの活動を続けるという形です」(フィギュアスケート関係者) そもそもフィギュア選手の引退の条件とはどんなものなのか。「企業に所属している場合には、所属契約終了によって引退という形になります。先に引退した宮原さんは『木下グループ』に所属していましたが、引退と同時に契約終了となりました。 これと異なるのが小塚崇彦さん(33才)のケースです。トヨタ自動車に所属し、引退後も社員としてトヨタに籍を置き業務を行う傍ら、さまざまな活動を通して競技の普及にも注力しています」(前出・フィギュアスケート関係者) だが、羽生の場合は、これらのどのケースにも当てはまらないだろうと前出の関係者は話す。「羽生選手の所属はANAですが、社員ではないので、現役を引退すればANAとの契約が終了する可能性もあります。 しかしANAはそうせずに、羽生選手との契約を継続し、4A挑戦を応援し続けるというかたちを取るのではないでしょうか。 羽生選手のこれまでの功績を讃え、たとえ試合に出なくてもスポンサードし続ける、という新しい形が生まれるかもしれません。それほど彼には“価値”がある」 スポーツ界で“生涯現役”といえば、サッカーの「キングカズ」こと三浦知良選手(55才)が真っ先に頭に浮かぶ。羽生も引退宣言をせず、フィギュアスケート界の「キング」として君臨し続けるのかもしれない。※女性セブン2022年5月26日号
2022.05.13 07:00
女性セブン
約100点もの写真が並ぶ
全国6か所巡回の『羽生結弦展2022』を現地レポート ”天と地と”の衣装や厳選ショットも
 全国6か所で順次開催される「羽生結弦展2022」が、東京・日本橋高島屋S.C. 本館8階ホールでスタート(2022年4月20日〜5月9日)。開催初日に『女性セブン』もイチ早く潜入。栄光の瞬間から美しい衣装まで……氷上の雄姿を見逃さないで!【見どころ1】「あの衣装の裏側までじっくり見られる」 メインホールの中央には、実際に羽生選手が身に付けた衣装の展示も。衣装の周りをぐるっと1周できるので、繊細な刺繍を間近で見ることができる。フィギュアスケート衣装デザイナー・伊藤聡美さんのデザイン画の展示も必見。華やかな衣装が、さらに彼の舞台を輝かせてきた。 2020〜2021年に使用していたスケート靴もお披露目。ブレードには「Yuzuru Hanyu」の名前と白い羽根の刻印がある。 2015年より羽生選手の衣装デザインに携わる。軽やかに舞う素材感まで伝わるような繊細なデザイン画。【見どころ2】「約100点のパネルで偉大な軌跡を振り返る」 男子フィギュアスケートの歴史に金字塔を打ち立ててきた羽生選手の雄姿を、読売新聞の報道写真を中心に振り返る。デビューから忘れられない北京五輪まで、約100点の写真が並ぶ様子は圧巻で見応え充分! 北京五輪公式練習やクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑む瞬間の写真も。数々の栄光の瞬間、氷上の美がよみがえる。【見どころ3】「厳選された貴重なオフショットも」 読売新聞の写真部記者・若杉和希さんに加え、羽生選手を長く撮影しているスポーツフォトグラファーの田中宣明さん、写真家の能登直さんの作品も各5点ずつ出品され、こちらも見逃せない。信頼のおけるカメラマンに見せる素の表情に、心をキュンと掴まれるはず……。撮影/北原千恵美、黒石あみ 取材・文/岸綾香※女性セブン2022年5月12・19日号
2022.04.28 19:00
女性セブン
藤井聡太四冠に立ちはだかるのは…(時事通信フォト)
藤井聡太竜王、大谷翔平、羽生結弦 超一流が実践する「メンタルを保つ方法」
 コロナ禍や戦争など、不安な出来事が多い今の世の中。心持ちが不安定になるという人も多いだろう。そうしたときには「自分の内なる声を聞く」ことが大事で、そのキーワードとなるのが「内受容感覚」だ。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の「外受容感覚」に対して、お腹が空いた、体がかゆい、心臓がドキドキする、胃がムカムカするといった、体の内側で起こる感覚のことを「内受容感覚」という。この「内受容感覚」が正確であれば、自分の感情を客観的に把握できるようなり、不安定な感情をコントロールしやすくなるとも言われている。毎日50分のウオーキングで幸せホルモンの分泌を促す トップで戦う人は、自然と「内受容感覚をコントロールする」方法を実践するケースも多いようだ。 体を動かすとメンタル面に大きな癒し効果があるというが、「なかでもすぐに始められ、効果てきめんなのがウオーキングです」と話すのは、数々の五輪選手の指導に携わったメンタルトレーナーの高畑好秀さん。「家の中でじっとしていると、脳が常に休んでいる状態になるので、認知機能が鈍ります。一方、歩くと全身に神経が張りめぐらされ、脳が活性化します。ウオーキングは有酸素運動の上、ドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった幸せホルモンの分泌を促す効果もあります。気分が落ち込みそうになったときには、積極的に歩いて感情の淀みを流しましょう。 ダイエット目的なら、脂肪が燃焼するのに適した20分以上のウオーキングが効果的。身も心もスッキリします」(高畑さん)1日7時間以上の睡眠で感覚を研ぎ澄ます 人生の中で削ってはいけないもの、「それは睡眠です」と、脳内科医の加藤俊徳さんは力説する。「脳は寝ている間に成長するだけでなく、疲労物質を取り除く作用があります。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院の研究では、1日7時間以上寝ることで、脳の疲労が取り除かれることがわかっています」(加藤さん・以下同) 7時間以上の睡眠の確保が難しい場合は、夜12時までに寝ることを心がけたい。「睡眠に関係した物質が出るのは、夜9時から翌3時までとされています。ですから、この時間帯に寝ていることが理想。正しい睡眠を心がけることで体調の変化にいち早く気づくことができ、イライラも解消できます」 特にストレスがかかるときや、集中力が必要なときほど睡眠は大事になってくる。 88才のいまもなお、精力的に仕事をこなす黒柳徹子は、入浴せずに夜11時から3時間ほど寝て、目が覚めたら原稿書きなどを行い、その後に入浴し、再び4時間ほど睡眠をとると、雑誌のインタビューで話している。つまり、睡眠を2回に分けて、合計7時間とっているのだ。 また将棋の藤井聡太竜王(19才)は、対局が続く中でもコンディションを保つため、「忙しいときでも睡眠時間は一定に保つようにしています。同じ時間に寝て、同じ時間に起きる方がいいのかなと意識しています」と、昨年6月の会見で語っている。 この2人の超人の活躍からも睡眠がいかに大切かがわかる。1日の終わりに10分かけてその日を振り返る メジャーリーガーの大谷翔平選手(27才)は、夢を叶えるために、目標達成シートを事細かく記していたという。 同じくメジャーリーガーの菊池雄星選手(30才)も、ノートに「本日の自己分析」や「感謝の気持ち」を記録していたと語っている。 このように、一流と呼ばれる人は、その日の出来事や体調などをノートに記していることが多い。「特に“漠然とした不安感がある”という人は、寝る前に、その日に起こったことを、順に思い出してみるといいですね。そして出来事に応じて、そのとき何を思ったか、どんな気持ちだったかを記入しておきます。『いいお天気で気持ちよかった』『食べすぎた』など、些細なことでも構いません。このとき、体調についても『よい』『いまひとつ』『よくなかった』などと書いておくと、内受容感覚を把握しやすくなります」 また日記だけでなく、「ひと言メモをとることを習慣化すると、内受容感覚をより把握できます」と、高畑さんは言う。「トップアスリートの中には、練習でつかんだ感覚を“ストーン”“ギュギュ”のような感覚言語でメモに残す人もいます。自分の中で起きた感覚をメモしておくと、思考の整理になるのです」(高畑さん)子供の頃の写真を見て、感受性を取り戻す 羽生結弦選手が北京五輪で、4回転アクセルに挑んだ際、「9才の自分と一緒に跳んだ」と記者会見で明かしていた。「これは、自分の内受容感覚を知る上で最も大事なこと」と、高畑さんは言う。「子供の頃は感受性が強い傾向にありますが、大人になると論理的思考が高くなり、感受性が弱くなります。すると、子供の頃に純粋に楽しめていたものが、素直に楽しめなくなったり、感情に響かなくなったりします。論理的思考は、仕事をする上では大切なものですが、自分の内面を知る、メンタルを保つ上では、子供の頃の感受性を取り戻すことは必要です」(高畑さん・以下同) 手っ取り早いのは、自分の子供の頃の写真を見ることだ。「プロ野球選手には時々、野球小僧だった時代の写真を見てもらうようにしています。写真を見ると、純粋に野球が好きだった子供時代の感情を思い出し、原点に立ち返るので、自分にとって何が大事なのか、そのためにどうすればいいのかが明確になるのです」 自分の内なる声に耳を傾け、それに従えば、何があってもぶれなくなるようだ。【プロフィール】脳内科医・加藤俊徳さん/加藤プラチナクリニック院長。脳の学校代表。これまで1万人以上の脳を診断、治療を行う。近著に『名医が実践する 脳が変わる超・瞑想』(サンマーク出版)がある。メンタルトレーナー・高畑好秀さん/アスリートや囲碁・将棋士、芸能人らにメンタルトレーニングの指導を行う。近著に『不安定な世の中を生きる7つのヒント 心を強くする小さな習慣』(ザメディアジョン)がある。取材・文/廉屋友美乃 イラスト/坂木浩子(ぽるか)※女性セブン2022年4月21日号
2022.04.11 19:00
女性セブン
羽生結弦、『FaOI』で恩人と最後の共演チャンス 6月公演後に大きな決断か
羽生結弦、『FaOI』で恩人と最後の共演チャンス 6月公演後に大きな決断か
 23時36分──羽生結弦(27才)のファンは、時計の針が指す方向に不安を募らせた。3月16日、宮城県と福島県で最大震度6強の揺れを観測した地震は、死者4人のほか東北新幹線が脱線するなどの甚大な被害をもたらした。 発生時刻の23時半過ぎは、羽生がいつも地元の「アイスリンク仙台」で練習に取り組んでいる時間帯だ。そのスタイルは北京五輪後も変わらず続いていた。22時半頃に父親が運転する車でリンクを訪れ、帰路につくのは、決まって日付をまたいだ25時頃。「彼は右足首を負傷した五輪後も、これまでと同じように深夜にアイスリンクを貸し切りにして、ひとりで練習を続けてきました。今回の地震で、11年前のフラッシュバックが起きていないかが心配でなりません」(仙台のスケート関係者) 2011年3月11日、東日本大震災のまさにその瞬間、当時16才だった羽生はこのリンクの上にいた。氷が波打つほどの激しい揺れに、スケート靴を履いたまま這いつくばって避難したという。アイスリンク仙台は壁が破損するなどの被害を受け、4か月もの間、営業を中止した。その後、羽生は自身の書籍の印税をすべて寄付するなど、リンク発展のために尽力してきた。 今回の地震でも、リンクは一時休業を余儀なくされたが、幸い大きな被害はなく、22日に営業を再開した。だが、羽生の状況はいまのところ届いていない。 羽生への影響が心配される一方で、明るいニュースも飛び込んできた。コロナ禍で中止が続いていた『ファンタジーオンアイス』(FaOI)の3年ぶりとなる開催が決定したのだ。公演は幕張、名古屋、神戸、静岡で行われ、公式サイトが3月18日に発表した出演スケーター第1弾には、ステファン・ランビエール(スイス)、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、ジョニー・ウィアー(米国)ら豪華メンバーが名を連ねた。 出演者は順次発表される予定だが、今後最も注目されるのは、羽生の出場の可否だ。羽生とFOIの関係は長く、2010年の初参加以降、2016年にけがを理由に見送った以外は、出演を欠かしていない。「羽生選手の出演に期待が高まるのも無理はありません。 ホームページを見ると、幕張公演・神戸公演は『P&G Presents』と書かれています。P&Gといえば、長年にわたる羽生選手のスポンサーです。 いまのところ、告知には『羽生選手の出演は確定しておりません』と記載されていますが、チケットプレゼントなどのキャンペーンでは羽生選手の写真を大きく使用している。当初から2022年中のアイスショーへの出演は想定されていて、今回もけがの状態がひどくならなければ参加するのではないでしょうか」(広告関係者) また、フィギュアスケート関係者が期待するのは、あの選手との共演だ。「羽生選手が以前から憧れの存在として名前を挙げてきた、ジョニー・ウィアーさんです。ジョニーさんは、2022年でプロスケーターを引退することを公にしているため、もし羽生選手がこのショーに出演しなければスケーターとして最後の共演のチャンスを逃してしまうのです。 羽生選手はかつてジョニーさんが使っていた曲である『秋によせて』を2018年から2020年のSPに使用したり、衣装デザインも手がけるジョニーさんがつくった衣装を採用したりしてきました。恩人とも言える選手の引退決意を前に、もしかすると羽生選手は6月の神戸公演の後、何か大きな決断を下すかもしれません」(フィギュアスケート関係者) 6月、2人の“ラストダンス”は見られるか──。※女性セブン2022年4月7・14日号※ファンタジーオンアイスの略称を「FaOI」に修正しました(2022年3月28日11時9分)
2022.03.26 19:00
女性セブン
羽生結弦 スケート連盟の“鍵山推し”への胸中と、故郷・仙台への恩返し
羽生結弦 スケート連盟の“鍵山推し”への胸中と、故郷・仙台への恩返し
 中国・北京で開催された冬季五輪が閉幕し、羽生結弦(27才)が帰国してから半月が経った。3月21日から始まる「世界選手権」を右足関節の捻挫を理由に欠場することを決めた彼は、しばらく休養を選ぶと思われたが──。 2連覇を達成した五輪と比べ、羽生が世界選手権と相性が悪いのは事実だ。2014年と2017年に優勝しているが、2015年、2016年は連続して2位。2018年はけがで欠場し、2019年にはネイサン・チェンに敗れて2位。2020年はコロナ拡大の影響で中止になった。 そして迎えた前回の2021年のストックホルム大会。羽生はフリーでのジャンプに精彩を欠き、3連覇を果たしたチェンだけでなく、鍵山優真(18才)の後塵も拝して銅メダルに終わっている。フィギュアスケート関係者が明かす。「実は2021年の世界選手権では、“日本スケート連盟は鍵山選手ばかりに力を入れている”と不服を漏らすフィギュア関係者もいました。それほど2人に対する連盟の姿勢には差があったように思います」 背景には「羽生後のスター選手」を育てなければならないという、スケート連盟の焦りがあるという。「連盟の大きな収入源は、テレビの放映権料とスポンサー料ですが、どちらも羽生選手に頼らざるを得ない状況が続いてきた。そのため、もし“ドル箱”の羽生選手が引退してしまったら大変なことになると、連盟は次のスターを見つけるのに躍起になっていた。そこで目をつけたのが、当時17才の鍵山選手だった」(別のフィギュアスケート関係者) 羽生の周囲では、「世代交代」とばかりに鍵山にスポットを当てる連盟への疑念や不満の声が上がった。だが羽生本人はその世代交代を歓迎していた節があったという。「周囲の声とは裏腹に、羽生選手自身は、そろそろ後輩たちにスポットが当たってほしいと願っていました。実際に彼は折に触れて後輩たちを鼓舞してきましたからね」(前出・別のフィギュアスケート関係者) 象徴的な会見がある。2020年の全日本選手権後、翌春の世界選手権代表を発表する記者会見の場だった。「初のシニアの国際大会への出場が世界選手権という大舞台になったことに、鍵山選手は『自分がここにいていいんだろうかと最初は思った』『不安な気持ちがたくさんある』などと弱気な発言をしていました。その姿を見た羽生選手は『自分の気持ちに嘘をつくな』と声をかけ、激励したのです」(前出・別のフィギュアスケート関係者) その後、鍵山は「あの言葉をかけられた以降から、自分のネガティブな気持ちっていうのが一切なくなって」と語っている。北京五輪では、鍵山が銀メダル、宇野昌磨(24才)が銅メダルに輝き、成績だけを見れば世代交代が実現したとみることも可能だ。「羽生選手は今後どうしていくのが最善なのかを、滑りながら模索している最中なのではないでしょうか。後輩たちに自分の背中を見せたいという思いと、自分ではない誰かにスターになってもらいたいという願いが交錯しているのだと思います。 また彼は“仙台にアイスリンクをつくりたい”“将来は仙台を拠点に、後進の指導に当たりたい”という希望を持っていると聞いています。地元・仙台に直接的なお礼がしたい、そのためには何がいちばんいいのかということも考えていると思います」(地元のスケート関係者) 羽生は3月4日、北京五輪のTEAM JAPANのツイッターに登場し、札幌市が招致する2030年冬季五輪へ向け、メッセージを送った。「8年後に札幌でオリンピックの開催が決まったら、そうですね、やっぱりフィギュアスケートの選手の皆さんが最高の演技をしてほしいですし、ぼくも出たいです(笑い)。ふふふふふ」 羽生の視線はもっとずっと先を見据えているのかもしれない──。※女性セブン2022年3月24日号
2022.03.12 16:00
女性セブン
羽生結弦、世界選手権欠場の理由は捻挫だけか 地元・仙台で練習を再開
羽生結弦、世界選手権欠場の理由は捻挫だけか 地元・仙台で練習を再開
 3月上旬、凍えるような寒空の下降り続いていた小雨は、24時を回ると雪へと変わった。あたりは深い静寂に包まれ、仙台のスケートリンクの明かりだけが、勢いを増す雪を白く照らし出していた。深夜1時、スケートリンクの照明が消えると、1台の車がその場を走り去り、周囲は再び暗闇に覆われた。リンクから出てきたのは、北京から帰国し、隔離期間を終えたばかりの羽生結弦(27才)だ。「長い間拠点にしている地元のスケートリンクで練習を再開したようです。これまで通り、リンクが営業を終了して誰もいなくなった深夜にひとりだけで行い、24時を過ぎても続けることが多いようです」(地元の住民) 北京五輪後も、変わらないルーティンをこなす羽生。今後の動向が世界中の注目を浴びるなか、彼はいま、何を考えているのか──。 北京五輪の公式練習で、かねて痛めていた右足首を捻挫してしまった。ショートプログラムでは最初の4回転ジャンプを跳ぼうとした際にリンクにできた穴にはまってしまう不運に見舞われ、出遅れた。それでもフリーでは4回転半に果敢に挑戦し、転倒はしたものの、国際スケート連盟に、史上初めて4回転半が成されたと認められた。 2月20日のエキシビションでは『春よ、来い』に合わせた華麗な演技を披露し、滑り終わると目を潤ませながら、両手を口元に添えて「ありがとうございました」と感謝の気持ちを表した。 その翌日、北京から成田に到着すると、コロナ禍を気遣って「おつかれさま」「ありがとう」と小声で出迎えた300人のファンたちに向かって、羽生は歩みを進めるたびにお礼を返し、その数は実に30回にも及んだ。「羽生選手は関係者の1人として北京五輪に帯同した母親の由美さんと一緒に帰国し、そのまま仙台に戻りました。それから7日間の隔離期間は自宅で過ごしたと聞いています。エキシビションの後、彼は『足首はちゃんと休ませてあげようかなと思っている』と話していました。この後はしばらく公の場で滑る機会もないので、治療のために休養するものと思っていたのですが……」(フィギュアスケート関係者) 隔離期間明け直後の3月1日、羽生は3月21日からフランス・モンペリエで開催される世界選手権を欠場すると発表した。北京五輪で痛めた右足関節の捻挫が完治していないのがその理由だ。 4月2日から大阪と東京で開催されるアイスショー「スターズ・オン・アイス」には、北京五輪金メダリストのネイサン・チェン(22才)や銅メダルの宇野昌磨(24才)も出演するが、ここにも羽生の出場は予定されていない。 エキシビション出演後の取材で、彼はこう語っていた。「フィールドは問わないって、自分の中では思っています(中略)それがアイスショーなのか競技なのか、それが報われるのか報われないのか、ぼくにはちょっとわからないので」 競技者としてなのか、ショーなどを主戦場として滑るのか、限定しない物言いや、彼のあまりにもさっぱりとした表情から、多くの人の頭に「引退」の2文字がよぎった。しかし、世界選手権欠場を発表した直後に、羽生は練習を再開した。「世界選手権の欠場は、右足の捻挫だけが原因ではないのかもしれません。特に世界選手権に対しては、彼自身、モチベーションが保てないという面もあるのではないでしょうか」(別のフィギュアスケート関係者) 羽生は3月4日、北京五輪のTEAM JAPANのツイッターに登場し、札幌市が招致する2030年冬季五輪へ向け、メッセージを送った。「8年後に札幌でオリンピックの開催が決まったら、そうですね、やっぱりフィギュアスケートの選手の皆さんが最高の演技をしてほしいですし、ぼくも出たいです(笑い)。ふふふふふ」 羽生の視線はもっとずっと先を見据えているのかもしれない──。※女性セブン2022年3月24日号
2022.03.10 19:00
女性セブン
【動画】羽生結弦、オーサー氏と関係解消か カナダへは戻らない?
【動画】羽生結弦、オーサー氏と関係解消か カナダへは戻らない?
 北京五輪の最終日、フィギュアスケートのエキシビションで完璧な舞を披露し、会場を沸かせた羽生結弦選手。 しかし、羽生選手の隣にはいつもいるはずのブライアン・オーサー氏の姿がありませんでした。 フィギュアスケート関係者によると「オーサー氏は金メダルを目指すなら、4回転半をプログラムに組み込むべきではないと進言してきましたが、羽生選手は耳を貸さずに、自分の意志を貫いた」とのこと。 今後、羽生選手がオーサー氏の指導を受けるためにカナダに戻ることはないとみられています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.03.05 16:00
NEWSポストセブン
ワリエワ引退危機「ロシアフィギュア黄金世代」がプーチンに潰される可能性
ワリエワ引退危機「ロシアフィギュア黄金世代」がプーチンに潰される可能性
 ロシアのウクライナ侵攻は、あらゆるスポーツ界にまで影響を及ぼしている。 国際柔道連盟は、ロシアのプーチン大統領の名誉会長職を停止。3月のサッカーW杯カタール大会の欧州予選プレーオフを控えるポーランド代表は、ロシア代表との対戦を拒否。FIFA(国際サッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)もロシア代表チームとクラブチームの出場停止を決定した。スキー、ホッケー、バスケットボール、テニス、水泳……各競技が規制に踏み出している。 そんな中、2月の北京五輪で話題をさらったフィギュアスケートも窮地に追い込まれた。国際スケート連盟(ISU)は、3月23日からフランスで開催される世界選手権への、ロシアとベラルーシの選手の参加を認めない決定を下した。「これは、再起を図るカミラ・ワリエワ(15才)にとっては大ダメージです。ひょっとしたらこのまま引退してしまうかもしれません」 あるスポーツ紙記者は、そう語る。北京五輪では、ロシアの団体戦金メダルに貢献も、直後には昨年12月のドーピング検査で陽性だったことが判明。世界中からバッシングを浴びる中、女子シングルに出場。初日のショートプログラムで1位も、フリーでは転倒連続の散々の演技で、金どころかメダルも逃す4位に終わっていた。「演技直後には、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏から強く問い詰められるパワハラシーンまで全世界に生中継されて、ドーピング疑惑に加えて師匠との確執騒動で、一時はメンタルがボロボロになったそうです。それでも実力は頭1つ抜け出ている。普通にやれば世界一だと、気持ちを奮い立たせて即練習を再開して世界選手権を目指していたので、お先真っ暗になってしまった」(スポーツ紙記者) それでなくても、ロシアは1年ごとにトップ選手が入れ替わるほどに世代交代が激しい。 4年前の平昌五輪で金と銀を取ったアリーナ・ザギトワとエフゲニア・メドベージェワも、平昌後に早々に第一線から退いていた。3月2日には、金メダリストになったアンナ・シェルバコワ(17才)が、コーチに転身という事実上の引退を電撃表明。ワリエアと銀メダリストのアレクサンドラ・トルソワ(17才)にも、明るい未来は見えてはこない。「そんな内情に加えて、ウクライナ侵攻が長期化して今後の国際大会から締め出され続けるとなると、モチベーションはもたなくなる。ワリエワ、シェルバコワ、トルソワという最強トリオは4年後も安泰とみられていたが、そんなロシアフィギュア界の黄金時代は、プーチン大統領によって強制終了させられてしまった」 羽生結弦(27才)の良き理解者で、日本でもいまだに人気の高い2006年トリノ五輪フィギュアスケート男子金メダリスト”ロシアの皇帝”エフゲニー・プルシェンコ(39才)は、シェルバコワがコーチ転身を発表した同日の公式インスタグラムで、「もう黙っていられない。スポーツは政治を超えるもの。アスリートが今のように罰せられて、競技をする権利を奪われることはあってはならない。スポーツ界のロシア代表への制裁措置は不適切」と声を上げた。だが、賛同が得られているようには見えない。 フィギュアスケートファンも、再びワリエワたち3人の異次元のパフォーマンスを見たいのは山々。ただ、事はそう簡単ではなくなっている。
2022.03.03 16:00
女性セブン
羽生結弦、坂本花織、カーリング…北京五輪、笑顔と涙を振り返る
羽生結弦、坂本花織、カーリング…北京五輪、笑顔と涙を振り返る
 さまざまな競技で採点問題や失格などが噴出して、お騒がせ続きの大会となった北京五輪。それでも日本は、気づけば冬季五輪では過去最多数となる18個のメダルを獲得した。メダルを逃しても連日、話題の中心にいた羽生結弦選手や、最後まで熱いメダル争いを繰り広げた五輪終盤戦のハイライトをお届けします!●羽生結弦選手(27才) フィギュアスケート男子 メダルはなくとも、主役はやっぱり“ゆづ”だった。エキシビションに向けた練習では、2014〜2015年シーズンの『オペラ座の怪人』を筆頭に、『パリの散歩道』『SEIMEI』など歴代の名プログラム10曲以上を連日のように披露して、練習場にいた大会ボランティアら関係者を沸かせた。 エキシビション当日は、『春よ、来い』をセレクト。足首に怪我を抱えていることを感じさせない美しいトリプルアクセルとともに、音楽と溶け込むような情感溢れる“感謝の舞”で魅了した。今後については「フィールドは問わないって思っています」と、競技を続けるかアイスショーが中心となるのか明言は避けた。●坂本花織選手(21才) フィギュアスケート女子 女子選手にも4回転時代が到来する中、4回転やトリプルアクセルを武器に持たない坂本選手が銅メダルを獲得した。大技がなくても技の完成度を高めることで勝負し、緊張感が漂う五輪の舞台でSP、フリーともに自己最高得点を獲得。フィギュアスケート女子では、12年ぶりとなるメダルを手にした。「個人でメダルが獲れると思っていなかった」と喜びの涙を見せつつ、「これを機にもっと上を目指して頑張っていきたいなと思う」と、次の五輪を視野に大技習得への意欲も見せている。●木原龍一選手(29才)、三浦璃来選手(20才) フィギュアスケートペア“りくりゅう”の愛称で親しまれるペアが大躍進。木原選手は、演技直後に感極まって号泣。自己ベストを更新し、日本勢では初めての7位入賞を果たした。●アンナ・シェルバコワ選手(17才)、アレクサンドラ・トルソワ選手(17才) フィギュアスケート女子 大逆転で金メダルをつかんだシェルバコワ選手は「これからも練習を続ける」と現役続行に意欲を見せているが、フリーで4回転5本を成功させながらも銀メダルとなったトルソワ選手に笑顔はなし。演技後、コーチからのハグを拒否し「もう一生、氷の上には乗らない」と引退をほのめかすような言動も。金&銀メダルを獲得したROCだが、不穏な空気が漂う結末となった。●カミラ・ワリエワ選手(15才) フィギュアスケート女子 大会前は金メダルを確実視されていたワリエワ選手。ドーピング騒動の中、SPでは1位につけたがフリーでは得意のジャンプで転倒やミスを連発し、まさかの4位に転落した。15才の少女が大号泣する姿は痛々しかったが、エテリ・トゥトベリーゼコーチは「なぜ戦うことをやめたのか」と叱責したという。●石崎琴美選手(43才)、吉田夕梨花選手(28才)、鈴木夕湖選手(30才)、吉田知那美選手(30才)、藤澤五月選手(30才) カーリング女子「こんなに悔しい表彰式ってあるんだなと初めて感じた」と率直な思いを明かした藤澤選手。日本カーリング史上初となる五輪の決勝戦では、対戦国のイギリスを相手に苦しい展開が続き10対3という大差で完敗した。 とはいえ、「1試合の負けで全てを否定してはもったいない。4年間よくがんばってきたと感じています」と言う吉田(知)選手の言葉通り、4年前の平昌五輪大会より1つ順位を上げた堂々の銀メダル。五輪最終日に、日本に大きな感動をもたらした。●戦いを終えた選手たちの笑顔が咲いた閉会式 他国の選手たちと大きな円陣を作ったりと、リラックスムードの閉会式。男子500メートルで銅メダルを獲得した森重航選手(21才)は肩車をされながら入場し、五輪最終日に熱戦を繰り広げたカーリング女子も晴れやかに行進した。※女性セブン2022年3月10日号
2022.02.26 11:00
女性セブン
羽生結弦、オーサー氏と関係解消か 揺れる新拠点と“メガネの男性”の正体
羽生結弦、オーサー氏と関係解消か 揺れる新拠点と“メガネの男性”の正体
 白地にピンクの華麗な衣装でリンクに立った羽生結弦(27才)が、美しいピアノの旋律に合わせて滑り始めたのは、東日本大震災からの復興を祈って幾度となく滑ってきた『春よ、来い』だった。北京五輪の最終日となる2月20日、フィギュアスケートのエキシビションで披露した完璧な3回転半ジャンプと、まるで氷にキスをするような優雅な舞に会場からはため息が漏れた。 競技直前の北京入り、緊急会見の開催など、今回の五輪では、異例の事態が続いたが、その中でも特筆すべきは、羽生の隣に、いつもいるはずのある人物の姿がなかったことだ。「五輪開始後まもなく、羽生選手が所属するクリケットクラブのコーチ、ブライアン・オーサー氏が、羽生選手の意向で、リンクサイドには立たないことを明かしました。実は、オーサー氏は金メダルを目指すなら、4回転半をプログラムに組み込むべきではないと進言してきましたが、羽生選手は耳を貸さずに、自分の意志を貫いた。 コロナ禍もあって仙台を練習拠点にしてからの2年間は、技術的な指導もほとんど受けていなかったようで、今後羽生選手がオーサー氏の指導を受けるためにカナダに戻ることはないでしょう」(フィギュアスケート関係者) 北京五輪では気になる存在もあった。常に羽生のリンクサイドにいた、メガネをかけた男性だ。「エキシビションでも、最後まで羽生選手の隣でiPadに向かう彼の姿が見られました。一部ではオーサー氏に変わる“新たなパートナー”なのではと囁かれました」(五輪を取材したジャーナリスト) しかし、この男性は今後の羽生の競技生活の方向性を占う「キーマン」ではないという。「彼は元アルペンスキーの選手で、北京では日本選手団のフィギュアチームの雑務を担っていました。今回は羽生選手がコーチ不在だったため、彼の”お世話”を担当したようです。この男性とはエキシビションでお別れし、羽生選手は閉会式に参加せず、仙台へ戻ったようです。今後も仙台を拠点に練習を続け、まずは次の目標を見つけることに専念するのでは」(前出・フィギュアスケート関係者) エキシビション後、リンクを後にする際、羽生は何度も氷上を振り返り、頭を下げた。そしてその後のインタビューでこう話した。「(自身の現役継続については)フィールドは問わないって自分の中では思っています。(中略)それがアイスショーなのか競技なのか、それが報われるのか報われないのか、ぼくにはちょっとわからないので、いろいろ考えた上で……どっちにしろ、自分は皆さんに見ていただいたときに“やっぱ羽生結弦のスケート好きだな”って思ってもらえる演技を続けたいと思っています」 孤高の闘いは次のステージへと続いていく──。※女性セブン2022年3月10日号
2022.02.25 07:00
女性セブン

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