ライフ

名医が自宅でのんでいる【とっておきの市販薬】保湿、痔、虫刺され…塗り薬6選

とっておきの塗り薬等

とっておきの塗り薬等

 新型コロナの第7波到来に揺れる病院内で、患者に向き合う名医たちはどんな薬をのんで奮闘しているのか。ウイルスが蔓延するいま、健康な体で生き抜くために常備しておくべき“相棒”を症状別に実名調査。「塗り薬」について各分野のエキスパートが指南する。

【今回、教えてくれた名医】
高橋怜奈さん(東邦大学医療センター大橋病院 婦人科医)「購入時に迷ったら薬剤師に相談を!」
白畑敦さん(しらはた胃腸肛門クリニック横浜 院長)「高額すぎる薬やサプリメントには要注意」
近藤千種さん(ちくさ病院・内科医)「市販薬は自身の体質に合うかどうかも判断基準」
井上留美子さん(松浦整形外科内科院長)「用量を超えた服用や副作用には気をつけるべし

 * * *
 虫刺され用の塗り薬として名医たちの一票を獲得したのは、『液体ムヒS2a』だ。

「とにかく浸透力がほかの薬とは段違い。患部に液体が染みこんで、すぐにかゆみが和らぎます。効果が高いのに、染みたり痛みを感じたりすることなく、使用時に清涼感があるのもおすすめポイントです。かゆみを抑える『ジフェンヒドラミン塩酸塩』と、炎症を抑える『デキサメタゾン酢酸エステル』が両方配合されているため、これ1本であらゆるタイプの虫刺されに有用です」(近藤さん)

 虫刺され以外のかぶれや湿疹は『ベトネベートN軟膏AS』で対処したい。近藤さんが続ける。

「処方薬の『リンデロン』と同様に、ステロイド成分の『ベタメタゾン吉草酸エステル』が配合されており、虫刺されだけでなく、湿疹ややけどなどあらゆる皮膚のトラブルに効果があります。

 ただし、ステロイドが入っているため、長期間にわたって使用すると副作用が出る恐れがあるのも事実です。使ってみてすぐに症状が改善されない場合は、皮膚科を受診してください」

 もう1つ、病院に行く前に試して損はないのが痔の治療薬『ボラギノールA軟膏』だ。白畑さんが言う。

「炎症を抑えるステロイド性抗炎症成分、痛みやかゆみを鎮めるリドカインなど、有効成分がバランスよく配合されています。処方薬と同じ成分が含まれているので、肛門外側の痔で軽度であれば、いぼ痔にも切れ痔にもよく効きます」

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン