9月19日発売の「週刊ポスト」は、迫る新政権誕生をめぐる相も変わらぬ永田町の暗闘や、スキマバイトを食い物にする業界の企みを暴く世直し特集号。寿命が延びる新しい食習慣の常識、老人ホーム「退去通告」のトラブル回避術、義父母の相続につきまとう面倒ごとの解決法など人生を安心して生き抜くノウハウもぎっしり詰まっています。『あんぱん』出演者11人のインタビュー、物議をかもすCS廃止論なども必読です。
今週の見どころ読みどころ
◆またも党利党略の総裁選へ 「高市総理だけは絶対阻止!」の談合と打算
いよいよ5氏による自民党総裁選がスタートするが、この党はもう立ち直れないのかもしれない。内情を取材すると、公約も討論会もない段階から、旧派閥や長老たちが暗躍して「小泉政権樹立」に突っ走っていた。党員人気が高い高市早苗氏が毛嫌いされる理由は、右派だからでも党内に基盤がないからでもなく、「野党と連立しにくいから」という政権維持の論理だけだ。しかも、それさえ嘘だと指摘する声があるなか、野党、財務省、大メディアまで巻き込んで「小泉本命」のレールが敷かれようとしている。
◆藤川監督は「絶対やるべき」と言うが……阪神圧勝でまたも噴出するCS不要論
まだシーズン途中ではあるが、タイガースが史上最速Vを決め、その他の5球団がなんと負け越しているという現状を見て、「これで阪神が日本シリーズに出られないのはおかしい」という声がしきりだ。しかし、これはアメリカでも事情は同じだが、プレーオフを開催することで興行としては旨味が大きいため、なくなることはないという。ではどう改革していくべきなのか。中畑清氏、藤田平氏ら球界重鎮たちが私案を語った。
◆いよいよ大団円! 『あんぱん』出演者11人が明かす「たまるかー」秘話
空前の大ヒットとなった朝ドラ出演者たちが、半年間の激闘と作品への愛を明かした。戸田菜穂、吉田剛太郎、山寺宏一らは、どう考え、何をして作品を傑作へと昇華させたのか。アニメ版でジャムおじさんなど複数のCVをこなす山寺は、アンパンマン作者であるやなせたかし氏の言葉「人生は喜ばせごっこ」に強く衝き動かされたという。
◆この期に及んで「契約ドタキャンは合法」と言い張るスキマバイト業界の厚顔
本誌追及に厚労省も動いたスキマバイトのドタキャン問題では、本誌の指摘通り、厚労省もドタキャンは違法だと告知したにもかかわらず、業界では「特段の合意」があるから合法だと開き直っている。300億円とも試算される未払いの休業手当を払う姿勢を見せないどころか、今後もドタキャンを続けようとしているのだ。追及の手を緩めるわけにはいかない。
◆ついに来た最大のチャンス! 総裁選「大相場」に乗る老後資産倍増計画
誰が自民党の新総裁に就こうとも、党内融和と野党連携が必須となる弱小政権は、あれもこれもと政策を盛り込んで大型景気対策を打つことになる。それを見越してすでに相場は沸騰しているが、過去の総裁選ではその期間中にほぼ例外なく株価は上がり続けた。ただし、総裁選後の騰落は政権によってまちまちだった。今回も総裁選中が投資のチャンスであることは間違いなさそうだが、その後も上がる銘柄はどう選べばいいのか。相場の達人たちが推奨銘柄を挙げながら投資法を伝授した。
◆ビートたけしが惜別の辞「石破さんに足りなかったのは国を引っ張る“キレ”だぜ」
『ビートたけしのTVタックル』などで共演経験のある石破茂・首相に、たけしが厳しい送辞を贈る。「悪い人じゃない」「穏やかで冷静」と人柄を評価しつつ、「間の悪さ」「身なりや所作」に問題があったと指摘した。一方で、粗探しや足の引っ張り合いをするばかりの自民党では、次の総理も長続きしないだろうと苦言を呈した。
◆いよいよデビューする「横綱より強い新弟子」を見逃すな
秋場所の新弟子検査で“遅れてきた超新星”が検査をパスした。モンゴル出身、185センチ150キロの巨漢。まだ四股名もないオチルサイハンは、2021年に伊勢ヶ浜部屋に入門したものの、「外国人力士は1部屋1人」の規定でデビューできずにいた。しかし、その間もメキメキと実力をつけ、いまや出稽古に来た豊昇龍さえ負けを重ねたという逸材。九州場所でファンの前に初めて姿を見せることになる。
◆<最新医学研究>寿命が10年延びる&10年縮まる「食事の新常識」
「肉より魚が体にいい」「卵を食べすぎるとコレステロール値が上がる」「野菜や和食はヘルシー」――そう信じている人は要注意! 医学研究の進展により、かつての常識の多くが医学的に間違いであることがわかってきた。学問の進化だけでなく現代人の生活や地球環境の変化も影響する。例えば魚のリスクについては、魚体に含まれるヒ素やマイクロプラスチックが関係している。それもあって、肉や脂質はむしろしっかり摂ったほうがいいというのが現代の常識だという。その他、読めば食生活を一新したくなる情報が満載の大特集。
◆義父母の相続 義きょうだいとの深刻トラブル「モヤモヤ事例と解決法」
負担はしているのに口は出せない、看取ったのに相続権はない、義父母の老後について不満やモヤモヤを抱えている人は多い。前回の特集への反響も大きかったため、今回は「義きょうだい」にテーマを絞って問題を深掘りした。義父母と同居しているのに義きょうだいからは経済的に援助してもらえないとか、妻が亡くなり、同居する高齢義母の介護をどうするか義きょうだいに相談できないなど深刻なケースを取り上げる。
◆「退去通告」が続出! 終の棲家だったはずの老人ホームから「出て行け」と言われた
親や自分が老人ホームに入居すれば、ホッと一息、ここが終の棲家だと思い定めるのが当たり前だが、実はそこで天寿を全うできない人は多い。利用料が負担できなくなる例は想像できるが、それ以外にも暴力やハラスメント、病状の悪化、想定していなかった「雑費」問題など、退去を通告される理由は様々だ。その時どうするか、闘うにしろ転居するにしろ、プロのテクニックを知っておくことが助けになる。
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