一条ゆかりさんは「自分はどんなときに幸せを感じるのかを悟れば、あとはその道に向かうだけです」とも語った(C)山田英博
どっちがよいかという話ではなく、自分はどちらのタイプかを正直に理解することをおすすめします。
ちなみに私は自己評価型で、人がいくらほめてくれても自分が納得できないと不幸です。三高の男と結婚しても、幸せになる人と不幸になる人がいますよね。自分の幸せのツボはどこなのか!? 自分はどんなときに幸せを感じるのかを悟れば、あとはその道に向かうだけです」
『プライド』の連載を最後にプロダクションを解散し、現在は負担にならない程度の仕事量なのだとか。
「休業宣言はしてないけど、ほぼほぼ休暇中ってことですね。飽きるほど働いたので、腱鞘炎などで壊した身体の修復工事に励む日々ですよ。それにしても、漫画を描いてないんだから、もっと困るほど退屈になると思ってたのに、意外と忙しくてね。家の管理して身体の管理して、人生の後半をさてどのように管理しようかと、現在妄想中です」
◇いちじょう・ゆかり/漫画家。1949年9月19日生まれ、岡山県玉野市出身。6人きょうだいの末っ子に生まれ、小学生の頃より漫画を描き始める。『デザイナー』『有閑倶楽部』『プライド』などヒット作は数知れず、ドラマ化された作品も多い。現在は、家庭菜園にハマっている。ウエブマガジン『OurAge』で40、50代女性に向けたエッセイを連載中。
(了。第1回から読む)
取材・文/丸山あかね
※女性セブン2022年9月1日号