ペリー:義時の最期はどうなりそうですかね?
麻木:後妻ののえ(菊地凛子)にキノコをプレゼントするシーンがありましたよね。義時は急死するけど、あれ、キノコの毒で死ぬっていう伏線だと思うんですよ。
ペリー:実際に毒殺説もありますよね。
松村:たしかに、のえにキノコで殺されて終わるのもアリだなあ(笑)。
ペリー:義時は結局、頼朝の影をずっと引きずりながら執権にのぼりつめていく。だから義時のなかには、もし頼朝がいなかったら自分の人生はどうなっていたか、という悔恨があると思う。義時は善児みたいに、因果応報の死に方をするんじゃないかな。
麻木:三谷さんがどんなふうに私たちを裏切ってくれるのか、心の準備を忘れず見続けようと思います!
(了。第1回から読む)
【プロフィール】
麻木久仁子(あさぎ・くにこ)/女優 1962年生まれ、東京都出身。学習院大学在学中に芸能界デビューし、バラエティ番組のアシスタントや報道番組のキャスターとして活躍。知性派タレントとしても知られ、歴史番組にも多数出演している。
ペリー荻野(ペリー・おぎの)/コラムニスト 1962年生まれ、愛知県出身。愛知教育大学在学中にラジオパーソナリティー兼放送作家として活動を始める。大河ドラマ・時代劇に精通しており、『バトル式歴史偉人伝』(新潮社)など、著書多数。
松村邦洋(まつむら・くにひろ)/ものまねタレント 1967年生まれ、山口県出身。九州産業大学在学中に片岡鶴太郎に見出され芸能界デビュー。日本史上の人物やタレント、プロ野球選手、政治家など幅広いものまねレパートリーを持つ。
※週刊ポスト2022年9月30日号