ビジュアル系シーンに新たな風を吹き込む
現在、医療関係の仕事に従事している女性・Bさん(40代)は、中高生時代に「DIR EN GREY」を追いかけていた。ここ10年ほどは、ビジュアル系シーンから離れていたが、Aさん同様、たまたまYouTubeでレコメンドされた『一撃』に衝撃を受けたという。
「仕事が忙しくなってから遠征が出来なくなったところにコロナ禍が拍車をかけて、すっかりV系から気持ちが離れていました。それが、昨年たまたまMUCCの逹瑯が出演する一撃の動画を観て、すごく興奮しちゃって。『昔はあんなにトガッていたのに、こんなに優しい先輩になっちゃって~!』と、エモい気持ちになりました。
その後も、次々公開される『一撃』のコラボ動画を楽しんでいます。やっぱり感動したのは、逹瑯とガラの動画かな。彼らに憧れていた世代のバンドマンが、夢を叶えた瞬間でもあるから。あとは団長の動画もよかったですね。彼らのバンド(NoGoD)は、バンド結成時の最初のライブから通って見ていました。あとは、V系随一の“ボーカルおばけ”と呼ばれる苑さん(摩天楼オペラ)とのコラボもカッコよかったです」(Bさん)
Aさん、Bさんともに「『一撃』がきっかけでビジュアル系の魅力が世間に伝わってほしい」「またシーンが盛り上がってほしい」と話す。「キズ」が立ち上げた企画が、ビジュアル系シーンに新たな風を吹き込むきっかけとなっているようだ。