スポーツ

アントニオ猪木さんが「サライを熱唱」し「超能力を披露」した六本木の夜

日本を明るく照らしたアントニオ猪木さん

日本を明るく照らしたアントニオ猪木さん

 アントニオ猪木さん(享年79)の訃報に、各界から悲しみの声が広がっている。「燃える闘魂」のキャッチフレーズで、パワーあふれるイメージが強い猪木さん。そんな猪木さんには知る人ぞ知る意外な一面があった。在京キー局のプロデューサーが明かす。

「猪木さんは超能力やスピリチュアルに強い関心がありました。アメリカの高名な超能力者で、大企業の経営者やハリウッド俳優のカウンセリングを行なっていたロン・バード氏(故人)とも親交があり、彼が来日した際は猪木さん行きつけのバーでよく飲んでいたようです」

 2010年、ロン氏がTBSの超能力特番への出演で来日した際は、猪木さんが番組にゲスト出演。「俺は目を瞑っていても美人がどこにいるかわかるんだ」とジョークを飛ばし、“透視実験”に参加する一幕もあった。この番組に携わった前出のプロデューサーが語る。

「ロン氏の滞在中、彼の行きつけという六本木のバーに連れて行ってもらいました。店に到着すると、大音量で『サライ』を熱唱する男性の歌声が店の外まで漏れてきた。その歌声の主は、赤いマフラーをまとった猪木さんでした」

 そのバーは、後に猪木さんの伴侶となる橋本田鶴子さん(2019年没)が経営する店だった。

「ロン氏は私を驚かせようと、猪木さんが来店していることを伏せていたのでびっくりしましたが、猪木さんは初対面の私を快く同席させてくれました。緊張する私に『なに飲む?』『メシ食ったの?』と気さくに声をかけてくれたことを覚えています。ロン氏と猪木さんは英語で会話をしていましたね」(同前)

 深夜まで続いた宴の途中、猪木さんは「面白いものを見せてあげるよ」と語ってニヤリと笑い、ポケットから何かを取り出した。

「猪木さんはダウジング(金属棒や振り子を使い、水脈や鉱脈を探り当てるとされる手法)で使う振り子を手にすると、私に数枚のおしぼりを手渡し『君が身につけている貴金属や腕時計など、なんでもいいからこの中に隠せ』という。猪木さんに見えないよう指輪を隠すと、彼はおしぼりの上に振り子をかざし『この中に入っているな』とぴたりと言い当てたんです」(同前)

 カウンターの中には、ダウジングのメカニズムを熱く語る猪木さんを、微笑ましく見守る田鶴子さんの姿があったという。

関連記事

トピックス

三重県津市議会の青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検された(左・Facebookより)
三重県津市議会の“禁断の話題” 公明党・青山昇武議長が女性市議への「不同意わいせつ」と「不同意性交等未遂」の疑いで書類送検、 調査委員会設置は棄権多数で否決
NEWSポストセブン
新橋には庶民に人気の居酒屋が数多くある(写真提供/イメージマート)
新橋の居酒屋が全国初「路上営業」で営業停止処分 人気店が摘発された背景と野外での”違法営業”が続く事情
NEWSポストセブン
すき家がネズミ混入を認める(時事通信フォト、写真は東京都港区の店舗)
【ネズミ混入味噌汁・被害者とのやり取り判明】すき家は「電話を受けた担当者からお詫び申し上げました」 本社も把握していたのに2ヶ月公表しなかった謎
NEWSポストセブン
水原の収監後の生活はどうなるのか(AFLO、右は収監予定のターミナル・アイランド連邦矯正施設のHPより)
《水原一平被告の収監まで秒読み》移送予定刑務所は「深刻な老朽化」、セキュリティレベルは“下から2番目”「人種ごとにボスがいて…」 “良い子”にしていれば刑期短縮も
NEWSポストセブン
歌舞伎町では多くの外国人観光客でにぎわう(撮影/木村圭司)
《全国初摘発》東京・歌舞伎町の「インバウンド向け風俗店」荒稼ぎの実態 客の6~7割は外国人で売り上げは11億円、店からは16か国の通貨を押収
週刊ポスト
眞子さんの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室眞子さんの“ゆったりすぎるコート”に「マタニティコーデ」を指摘する声も…皇室ジャーナリスト「ご懐妊でも公表しない可能性」
NEWSポストセブン
ゼンショーホールディングスが運営する「すき家」が問題の画像についてコメントした(時事通信フォト)
【「味噌汁にネズミの死骸」で新展開】すき家がネズミ混入を認めて謝罪「従業員が提供前に商品状態の目視確認を怠った」 約2ヶ月にわたり非公表 昨年には大手製パン会社で混入の事例も
NEWSポストセブン
性被害により、バングラデシュの少女が8歳という幼さで亡くなった(地元メディアのFacebookより)
《バングラデシュ・少女殺害事件》「猿ぐつわをつけられ強制的に…」「義父の犯行を家族ぐるみで手助けした」 “性被害隠蔽殺人”も相次ぐ
NEWSポストセブン
原宿駅を降りてすぐに見える「竹下通り」(時事通信フォト)
《潜入レポート》原宿・竹下通りの偽ブランド品販売店にキャッチ男性に誘われ入店 「売っているのは本物?偽物でしょう」と聞くと…キャッチ男性がとった行動
NEWSポストセブン
3月1日に亡くなったフリーアナウンサーのみのもんたさん
《みのもんたさんは焼き肉で…》“誤飲”の恐ろしさ「窒息事故発生件数が多い食品」と「事故が起きた場合に重症となる割合が高い食品」、まったく異なるそれぞれのトップ3
女性セブン
サインと写真撮影に応じ“神対応”のロバーツ監督
ドジャース・ロバーツ監督が訪れた六本木・超高級和食店での“神対応” 全員のサインと写真撮影に応じ、間違えてファンの車に乗ってしまう一幕も
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”女子ゴルフ選手を待ち受ける「罰金地獄」…「4人目」への波及も噂され周囲がハラハラ
週刊ポスト