そのうえで、「複数のツボを同時に押すとよりよい」と、森岡医師が続ける。
「眉尻のくぼんだところにある【4】絲竹空(しちくくう)を人差し指、瞳の垂直下で頬骨の縁の少しくぼんだところにある【7】四白(しはく)を親指、【1】攅竹を中指で3つ同時に押すと、近視の回復を期待できます」
目の周りを指の腹や第二関節などでこするだけでも、一度にたくさんのツボを刺激できる。
「目が疲れた時、無意識に揉んでしまうポイントが実際に目に効くツボと重なります。目の疲れを感じた時に、気持ちいいと感じる場所を小まめに押すといいでしょう。また、ツボ押しとともにホットタオルで目を温めるとより血流を促すことができます」(日比野医師)
気持ちよさが目の緊張を緩めるのだ。
※週刊ポスト2022年10月7・14日号