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King & Prince、二度と揃わぬはずの“6人”が集結 元メンバーとの終わらない友情

高橋優斗の秘密が明かされる

King & Princeメンバーと岩橋が再会

 雨にもかかわらず、約9万4000人もの観客が訪れた10月9日の鈴鹿サーキット(三重県)。ある人物の存在にハッと気づいたKing & Prince(以下キンプリ)のメンバーが、目を輝かせながら、大きく手を振った。気づいた相手は、腰のあたりで小さく手を振って応える。平野紫耀(25才)は感慨深げに“彼”を見つめ、その目は潤んでいた。あの別れからもう4年が経っていたのだ──。

 鈴鹿サーキットで3年ぶりに開催された「F1日本グランプリ」。9日の決勝には、岸田文雄首相も出席した。内閣総理大臣が来場するのは日本レースイベントの歴史上、初めてのことだ。多くの著名人が観戦に訪れるなか、ひときわ目を引いたのは、ある5人の姿だった。

「キンプリのメンバーが全員揃って来ていたんです。レッドブル・レーシングのガレージを訪れ、年間チャンピオンを決めたオランダ出身のレーシングドライバー、マックス・フェルスタッペン選手に挨拶していました」(居合わせた観客)

 キンプリはホンダのプロジェクト『Hondaハート』のキャラクターに起用されていることから、10月6〜8日の愛知・名古屋でのコンサートを終えた後、鈴鹿サーキットを訪れたようだ。彼らの来場は告知されておらず、会場にいたF1ファンには驚きをもって迎えられた。しかし、衝撃を受けたのは、キンプリも同じ。会場に意外な“ゲスト”が来ていたからである。

「元メンバーの岩橋玄樹さん(25才)が来場していました。岩橋さんのお父さんは大の車好き。その影響もあって小さい頃からテレビでF1を見ていたそうで、18才で免許を取得してからは、いろいろな車に乗って、そのたびにカスタマイズしてきたんだとか。今回は鈴鹿に来て、実際のレースを見てみたかったのでしょうね」(テレビ局関係者)

 パニック障害の治療に専念するため、岩橋が休養を発表したのは、キンプリが待望のデビューを果たしてからわずか5か月後、2018年11月のことだった。

「翌年2月17日、『一部の活動を再開する』と発表した岩橋さんでしたが、28日になって引き続き休養することを報告。以降、なかなか復帰の目処が立たないまま時間が過ぎていった。キンプリのメンバーはとにかく仲がよくて、お互いを信頼していました。残された5人はこの間、“岩橋さんの一日も早い復帰を願い、日々の仕事に励んでいたそうです」(前出・テレビ局関係者)

 だが、メンバーの願いも虚しく、岩橋の状態は完全には回復しなかった。2021年の3月末でキンプリを脱退し、事務所を退所。その後は米ロサンゼルスと日本を拠点に、ソロとして活動を開始。この夏には初のアルバムを出すなど、ファンに元気な姿を見せ始めていた。だが、この間、岩橋がキンプリのメンバーと一緒に姿を現すことはなかった。だからこの日、岩橋と5人の再会は、多くの人にとってサプライズだった。

もちたんに教えてもらった

 あるファンは名古屋でのコンサート後、『Hondaハート』の関係でキンプリが来るかもしれないという淡い期待を胸に、鈴鹿に足を延ばし、奇跡の光景を目の当たりにしたのだという。

「関係者席にいた5人が突然集まって集合写真を撮り始めたときのこと。岸くん(優太・27才)が自撮りで5人が入るようにスマホを構えたのですが、ググーっとあおるようにレンズを向けた。実は、その上の階に岩橋くんがいて、彼が入るようにアングルを上に向けていたようなんです。平野くんは上の岩橋くんを見つめ指をさしていた。まるでロミオとジュリエットのようなシーンは感動的で、悲鳴を上げてしまいました」

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