注意すべき化学物質

注意すべき化学物質

 しかしこれでは髪がきしむなどして、現実的ではない。

「私のおすすめは、シャンプー剤は普段使っている市販のものをそのまま使い、トリートメント剤だけやめること。ただし、シャンプー剤で洗った後は、念入りにすすぎましょう。

 よくすすいだと思った後にもうひとすすぎするくらいしっかりすすいで、シャンプー剤を完全に落とします。最初は洗い上がりの髪のきしみに抵抗を感じるかもしれませんが、正しい髪の乾かし方(次ページ)を実践すれば、パサつかず、髪全体がふんわりしてボリュームが増します」

 どうしてもパサつきが気になる場合は、スクワランオイルや椿オイルなど、化学物質不使用の天然素材のキャリアオイルを乾いた髪の毛先に少量なじませるといい。

「パーマ液や白髪染め剤にはもっと強い化学物質が含まれています。しかしこれらを使うのはせいぜい月1回程度。毎日の積み重ねにはかないません。とはいえ、できれば“ヘナ”のような植物性で化学染料が含まれていない白髪染め剤を選ぶのがおすすめです」

 余計なものはつけない選択も必要なのだ。

【プロフィール】
山本幸恵さん/美容師経験を生かしヘッドスパ専門サロンを開業。現在はプライベートサロン『ヒーリングヘッドセラピー ティファレス』を運営する。主な著書に『深頭筋ヘッドセラピー ?毎日3分で10才若返る!』(主婦の友社)など。

取材・文/上村久留美

※女性セブン2022年10月27日号

山本幸恵さん

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シャンプーやトリートメントに含まれている物質とは

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