サイトにアップされていた洗髪後の画像(現在は削除)
葉梨氏は東京大学法学部卒で、警察官僚出身。第3次中曽根内閣で自治大臣兼国家公安員会委員長を務めた義父・信行氏の地盤(茨城3区)を継ぎ、2003年に衆議院議員に初当選。当選回数は6回で、2022年8月から第2次岸田改造内閣の法務大臣に就任した。
かねてよりネット上では、葉梨氏の児童ポルノをめぐる発言も注目を集めていた。2009年6月に開かれた衆議院法務委員会では、児童ポルノ禁止法改正案の審議が行われ、宮沢りえの写真集『Santa Fe(サンタフェ)』(1991年)も話題に上った。葉梨氏は、以下のように主張していた。
「たまたま将来、押し入れをあけて『サンタフェ』が出てきて、もし『サンタフェ』が児童ポルノに当たるんだということになれば、それは廃棄なりしていただければよろしいんじゃないかなというふうに思います」
「児童ポルノに当たるものであれば、どんなに有名な方がつくったものであっても、あるいはどんなに大手の出版社が出したものであっても、やはりそれについては、明確にここにあるんだというようなことがわかっている方は、1年以内に廃棄をしていただくということが求められるんじゃないかと思います」
「芸術性のある写真だからといって、一般人が持っていて、それが児童ポルノに当たるのであれば、それは正当な理由があるとは言えないだろうと思います」
前出の政治記者は語る。
「もちろん児童ポルノを野放しにしてはいけません。3人の娘を持つ葉梨氏は、特に許せない思いがあるのでしょう。しかし、芸術かポルノかの線引は非常に難しく、慎重に議論すべき問題です。だからこそ葉梨氏のあまりにキッパリした語り口に違和感を覚え、彼を“表現規制派”として捉える人々も多くいました」
「法相は地味な役職」と表現した葉梨氏が派手に炎上している──。